１９９９年８月２９日、茨城県日立市「日立シビックセンター」において、「第４回関東対戦オフ」が開催されました。４か月半（いんきょさんの練習会を除いて）ぶりに復活した関東オフは、対戦オフ初参加の方から常連の方まで、幅広い１２人の参加者が３つのブロックに分かれて４戦を戦いました。私の機材調達の不手際のためにブロック３のビデオが使えなかった使えなくなってしまうというアクシデントはありました（申し訳ありませんでした．．．）が、参加者の皆さまの御協力もあり、それ以外は大きな問題もなく行なわれました。感謝いたします。
　なお、対戦の組み合わせはくじで決められましたが、最終戦のみ、一部の組み合わせを人為的に変更しました。そして、マップは２０面ダイスで決めました。
 

対戦オーダー・対戦マップ
　第１戦「ソフィーの洞窟」
　　ブロック１　バジリコ、ともみ、おーすみ、スピーディ
　　ブロック２　つかＣ、Fufufu、いんきょ、しまりん
　　ブロック３　こばん、ねーぽん、GFじー、山崎

　第２戦「カジノタウン」
　　ブロック１　いんきょ、Fufufu、ねーぽん、GFじー
　　ブロック２　つかＣ、山崎、こばん、ともみ
　　ブロック３　おーすみ、バジリコ、スピーディ、しまりん

　第３戦「スラリン」
　　ブロック１　Fufufu、バジリコ、山崎、ともみ
　　ブロック２　GFじー、いんきょ、ねーぽん、しまりん
　　ブロック３　スピーディ、こばん、おーすみ、つかＣ

　第４戦「左半球」
　　ブロック１　おーすみ、GFじー、こばん、ともみ
　　ブロック２　山崎、いんきょ、つかＣ、Fufufu
　　ブロック３　バジリコ、スピーディ、ねーぽん、しまりん
 

本当におおざっぱな結果解説（文中敬称略）
　第１戦は「ソフィーの洞窟」。逃げ道が比較的少なく、荒れた戦いになることが予想されましたが、荒れ方が凄まじく、なんとバジリコ、ねーぽん、しまりんの３人が破産する結末を迎えました。関東オフは３ブロック全てで破産終了するという、超大波乱で幕を開けることとなりました。ちなみに、破産者はちょっとした罰ゲーム（？）を受けるはめになりました。

　第２戦は「カジノタウン」。ここはカジノを「全て」にしないと特徴が薄れることになるのですが、事前に決めたルールの通り「スロットのみ」の設定で行なわれました。通常はなかなか破産が出るマップではないのですが、第１戦の大波乱をまだ引きずった状態で、今回もスピーディ、ＧＦじーが破産。ねーぽんは第１戦で破産させられたＧＦじーを破産させて見事リベンジを果たしました。これはお見事でした。この対戦オフはここまで延べ６戦で破産者５人という異常事態になりました。

　第３戦は「スラリン」。第１・２戦の展開と、マップの形状を考えると今回も荒れる展開が予想されました。予想通り（というべきではないかもしれませんが）、やはり荒れた展開になりました。今回はこばんが破産し、バジリコもかろうじて破産は免れましたが、総資産が２００Ｇを切るという結果になりました。しかしこのような展開でも勝つ人はきちんと勝っていくものでして、ここまでFufufuが３連勝。さすがの強さを見せます。

　最終戦はポイントが２倍になる大事な試合です。選定の結果、「左半球」に決まりました。やっとまともな戦いになりそうなマップ（笑）。最終戦はトップのFufufuと第２位の山崎が直接対決。ポイント差は４ポイント。注目の戦いは終止安定した試合を進めた山崎が快勝しました。Fufufuは３位に甘んじ、８ポイント分ひっくり返り、見事逆転優勝を飾りました。ブロック２の結果次第では逆転も可能だったおーすみは、プレッシャーがかかったのか、最下位に沈み、逆転はなりませんでした。

　今回の対戦オフでは特別に「部門賞」が設定されました。対象部門は「最大いただき」、「株儲け」、「総資産」で、４戦のうちで一番良い記録で競いました。その結果、「最大いただき」は３３８６ＧでＧＦじー、「株儲け」は１６５０１ＧでこれまたＧＦじー、「総資産」は２４４４９Ｇでしまりんが獲得しました。ＧＦじーは見事に２冠の達成です。

　今回の対戦オフはとにかく大荒れの試合展開が多く見られました。特にブロック１はどの試合も荒れました。対戦マップがそのような試合展開になりやすかったこともあるのでしょうが、それにしても異常でした。破産率５割なんて、普通の対戦でもなかなかありませんね。そんな展開にまともに巻き込まれたのがバジリコ。かなりの実力者であり、今回も上位に食い込むと予想されましたが結果は「０１０３（破産１）」と、力を出し切れずじまいでした。対照的に、山崎、Fufufuは展開に左右されず、非常に安定した成績を残しました。

　今回の対戦オフでは実験の意味合いもちょっとだけ含めて、最終戦のポイントを２倍にする方式をとりました。結果、最終戦に勝った山崎、ＧＦじー、しまりんが上位に入りました。しまりんは第３戦までは総合１ポイントで単独最下位でしたが、最終戦で１０ポイントを獲得し、一気にジャンプアップを果たしました。この方式は最終戦まで優勝の行方が分からないという長所もありましたが、最終戦さえ勝てばなんとかなるということで、最終戦以外の対戦の意味合いが薄くなるという欠点を露呈したとも言えそうです。試合数が多くなれば効果がありそうですが、４試合では少なかったでしょうか。
 

順位	名前	ポイント				合計	最高総資産
		第１戦 ソフィーの洞窟	第２戦 カジノタウン	第３戦 スラリン	第４戦 左半球
１	山崎	５	５	３	５×２	２３	２１６１５
２	Fufufu	５＋２	５	５	１×２	１９	２１４３０
３	ＧＦじー	１＋２	−１	３	５×２	１５	２３５６９
４	いんきょ	３	１	５	３×２	１５	２０５０５
５	スピーディ	５＋２	−１	３	３×２	１５	１９２９８
６	しまりん	−１	１	１	５×２	１１	２４４４９
７	おーすみ	３	５＋２	１	０×２	１１	１５８３８
８	ともみ	１	３	１	３×２	１１	１３６０５
９	つかＣ	１	１	５＋２	０×２	９	１４３９６
１０	ねーぽん	−１	３＋２	０	１×２	６	１１２１１
１１	こばん	３	１	−１	１×２	５	１００６３
１２	バジリコ	−１	３	０	０×２	２	９７５７

※ポイントの決め方
・各対戦のポイントは、
　　１位：５　　２位：３　３位：１　４位：０　破産：−１　破産させ：さらに＋２
　です。第４戦だけはポイントがこの２倍で計算され、
　　１位：１０　２位：６　３位：２　４位：０　破産：−２　破産させ：さらに＋４
　になります。
・「最高総資産」とは、４戦行なわれたうち、一番大きく稼いだ対戦の総資産です。
・総合順位の決め方は、まず総合ポイントが高い順で判定し、ポイントが同点ならば
　最高総資産が高い順に判定します。
 

　各部門成績（赤字がトップ、（）内は部門順位）

　各対戦ダイジェスト

　ブロック１・ブロック２はビデオを元に、ブロック３は当日の参加者による手書きのダイジェストを元に編集します（文中敬称略）。かなり私の主観が入ったダイジェストです(^^;
　なお、ブロック３は、第３戦以外は実際の試合経過を全く見ていません。手書きのダイジェストのみを資料にしているため、実際の試合展開と食い違う部分があるかもしれません（あまり大きく食い違うことはないはずですが）。この点は御容赦下さい。そしてぜひ真相を教えて下さい。