試合経過
　ファーストダイスを含め、序盤は安定した展開で推移。おーすみはスロットでどこでもカードを獲得し、好調な滑り出しを見せる。ともみはインドを２軒揃える。流動資産が１ケタまで落ちた場面はあったものの何とか持ちこたえる。

　GFじーは序盤から積極的に動く。中国に「南京自転車」を持っているGFじーは、ともみにロシアと中国の交換を申し出る。中国は最低額の店を買われているが、ロシアの残りの店は空き店で、共に２軒ずつになる取り引きである。ともみはロシアの最高額の店を押さえていなかったが、これを了承する。取り引き成立を受けて、中国に１軒持っていたおーすみは防衛増資。
　交換によって店を揃えたGFじー・ともみは、それぞれ中国３軒、ロシア３軒を揃えることに成功。さらにGFじーは「南京自転車」に先制増資。しかしこの時点でGFじーは店を合計４軒しか持っていない。

　先を行く２人に置いていかれそうなおーすみは、２軒揃えていた東南アジアに連続増資。こばんもチャンス「７３」でドイツを２軒獲得。

　最初にエリア独占に成功したのはともみ。ロシアの独占。中国とのゾーンを形成し、おーすみ・こばんにプレッシャーをかける。
　先程東南アジアの増資を終えたおーすみは、事前に２軒獲得したインドに乗り換える。さらにチャンス「６４」でインドが上がる。首尾よく独占まで至れば大チャンスだが、最高額の店を買われているのが痛いか。

　ともみに先に独占された格好のGFじーは、ここで思いきった手段に出た。チャンス「７９」。中国の店を買えば独占で、しかも値段は３１５Ｇですむ。ほとんどの人はこれを選ぶだろうが、今回のGFじーは違う選択をした。なんとエジプトの最高額の店（しかも増資済みで６００Ｇ近く）を買ったのである。確かに中国はあらかた増資が終わっており株価が高く、これでエジプトは３軒になったのだが、誰が見ても無謀としか言えない選択である。しかし最終的にはこれが生きるのであった。
　これで増資手段を手に入れたGFじーは、さらにスロットでワープを獲得。今度は中国の店を５倍買い。独占に成功する。万全の態勢を整える。

　何とかついていきたいおーすみは、インドを５倍買いで３軒にする。同じくついていきたいこばんも、ドイツ３軒目の獲得に成功。その後の４ケタ振り込みの危機も何とか回避し、追い上げ態勢を整える。

　しかし一度波に乗ってしまったGFじーはもう止まらなかった。こまめに銀行に通いエジプトの株を２９７株までためる。さらには残っていたエジプトの店も５倍買いして独占。ほぼ優勝が確定する。
　そんなGFじーにおーすみが抵抗。インドに増資。株数は２３しかなかったが、買い物料を重視し、GFじーの通行を妨害する狙い。さらにチャンス「０３」で東南アジアの３軒目を獲得。そしてチャンス「３７」でインドが上がる。こばんも抵抗。ドイツに増資。こちらはインサイダー重視である。しかしGFじーはドイツに相乗りしていた。だが、こばんはこの後ドイツの店を５倍買い。独占に成功。

　ロシアを独占したまでは良かったが、その後が続かず苦戦していたともみは、ここで中近東を３軒獲得。さらに株を１９８株までためて増資。ようやく反撃に出る。
　そんな３人などお構いなしにGFじーは走る。エジプトにぽんぽんと４回増資。ついに２万を突破。

　そんなGFじーに一矢報いたいおーすみは、インドの店を５倍買いして独占。しかし１９５０Ｇを払って流動資産がほとんどなくなってしまう。さらに店を自主競売に出した上で、インドに増資。株がほとんどない状態だったが、GFじーのゴールを阻止する狙い。しかしこの増資のために危険なルートを取るはめになった。その結果GFじーに２３８６Ｇを振り込み店売り。ほとんどの店を売るはめになり、ゴール阻止はできず。この振り込みで余裕ができたGFじーはそのままゴールした。
 

つかＣの感想・考察
　GFじーは、最初の交換から波に乗り出した感じだった。データを見れば独り儲けだった。あの交換は確かに中国が１つブロックされていたが、「南京自転車」を押さえている分、かなり中国側が有利だった。そしてチャンス「７９」だが、ビデオを見ていた私はびっくりした。通常であればとり得ない行動だと思ったが、結果的にはこれが成功した。ということは正着だったのだろう。本人の話では、やはり賭けだったようである。分からないものだ．．．
　ともみは、大きい振り込みがなかったのがこの順位になった一因。サラリーも比較的順調だったし、ロシアを独占してからの儲けもそれなりにあった。ただ、儲けがそれなりでしかなかったことが、トップを取れなかった原因であるとも言えるかも。
　こばんは、やはり独占が遅れたのが痛かった。ただ、振り込み額は多くなかったし、進行にもあまり無理がなかったことが、最終的な資産につながったか。いただきの少なさも辛い戦いになった原因だろう。
　おーすみは、３軒エリアを作るのが遅れ、しかも増資や５倍買いにかなりの無理があり、資産を圧迫した。その結果最後に店売りに追い込まれるほど余裕がなくなったと見ることができそうである。