試合経過
　ファーストダイス。おーすみ以外は店を買う。スピーディは１、３と出してスライムつむりに２軒持つ。幸先良さそうである。
　つかＣは順調に店を買う。しかし買ったそばからこばんに同じエリアを押さえられてゆく。こばんの側から見れば、つかＣが押さえているエリアにしか店を持てない、ということになるが。
　スピーディは調子良く店を揃え、はぐれメタルにも２軒持つ。
　まるで店が買えないおーすみは、チャンスカードを４連続で引く。４枚目のチャンスカードの後にやっと店を買うことに成功。

　ここまで出目が非常に高いおーすみは、なんと５ターンで全てのマークが揃う。サラリーが早く回る予感。
　そしてつかＣがメタルスライムに２軒揃える。しかし一番高い店を押さえられており、ややきつい。
　ようやく店を買えたおーすみはメタルキングに２軒揃え、その後に「アストロン金庫店」に止まる。３軒目のチャンスだったが、現金不足で断念。

　そんなおーすみがチャンス「８３」を引く。これで一番恩恵に預かったのがつかＣ。すでに通り過ぎていたメタルスライムに再び舞い戻り、上手く３軒目を買う。
　次に３軒揃えたのはスピーディ。うまくはぐれメタルを揃える。しかも残り１軒は誰も買っていない店。現時点でかなり有利。

　チャンスカードの引きが非常に早いおーすみは、さっさと並べて２００Ｇを獲得。しかも引いたカードは「７０」。現金面では有利に進む。
　こばんもバブルスライムに３軒揃えることに成功。これで対等に戦えるかと思われたが、なぜかさほどの驚異が感じられない。

　ここまで順調に店を揃えてきたスピーディ。はぐれメタル独占とサラリーの選択。ここでスピーディは周回の都合などからサラリーを取る。
　なぜか（本当に何でだろう．．．）資金繰りが辛いのはつかＣ。店を自主競売に出し、急場をしのぐ。その後サラリーをもらいピンチを脱出。

　最初に増資を仕掛けたのはスピーディ。はぐれメタルにデパートを建てる。他の３人にはプレッシャーがかかる。
　序盤からチャンスカードに恵まれているおーすみ。再び良いカードを引く。「７１」。しかしこれだけでは終わらない。なんと「１７」も引き当てる。しかしホイミスライムの滞在が長く、カードを生かしきれない。

　そんな中、スピーディが休日に止まる。ここでこばんがサラリーのために止まりに来る。１マス先にはデパートがある。次のターン。こばんは見事に１を出し、店売り。
　ついで、つかＣが店売りに陥る。計算違いをし、無警戒に行動してしまったため（本人いわく／笑）。しかしつかＣはその後最高のチャンスカードを手にする。「７７」。これで復活する。そしてこのカードが最後に効くことになる。

　さて、スピーディ。４が出たらはぐれメタル独占というチャンス。しかし「３」を出しチャンスマスに止まる。チャンスを逃したかに見えたが、引いたカードはなんと「５１」。見事に独占に成功。そしてすぐに最大限防衛増資。
　ここまで店があまり揃っていなかったおーすみは、あまり手がついていなかった最下段２エリアを狙う。まず、メタルキングの店を５倍買いして３軒揃える。さらに、キングスライムも３軒揃える。
　おーすみはこの２エリアを高くし、サラリー増資をしたスピーディのはぐれメタルとの「ゾーン」を形成。つかＣ、こばんは周回が辛くなる。
　さらにおーすみ。キングスライムの店を５倍買いして独占。そして再び巡ってきたチャンスカードで「５８」。手付かずだった「アストロン金庫店」を買い、メタルキングも独占。上ルートを取らずにすむためワープの危険が非常に小さく、非常に安定した戦いができる。

　いよいよ周回ができなくなってきたつかＣ、かなり前に自分が買った１軒だけ、というエリア状況のホイミスライムへ逃げる。そしてなぜかホイミスライムを３軒。どうするんだ．．．　それでは収まらず、４軒目も買う。流動資産があまりない状況で買っても何もできないが、せっかくなので買っておく。
　しかしつかＣはそんな状況に意味を持たせるカードを引く。「３３」。事前に何となく高くしておいたスライムナイトの店（約１０００Ｇ）を売却。大量の現金を手にする。さらには資産３０００Ｇほどのこばんがワープしてくる。条件が整った。

　つかＣは一か八かの作戦に出る。「ホイミスライム一点集中カラ増資」。トップを諦め、こばんを破産させる狙いに絞る。２回増資した後に５軒目を買う。これで買い物料が３０００Ｇを超え、狙い通りそこにこばんが止まり、破産して終了。「７７」によって得ていた株で配当が生じ、逆転勝ちした。
 

つかＣの感想・考察
　つかＣは、強引な破産させ狙いが見事的中した。「７７・３３」が最高の形で生かせた格好。逆に、これらがなかったら自分が破産していただろう。結局メタルスライムには全く手をつけられなかった。増資しようとは思っていたのだが、株がたまらなかった。しかし我ながら無茶な戦いをしたものだ(^^;
　スピーディは、はぐれメタルを買い占めたまでは良かったが、防衛増資の意識が強過ぎ、株儲けが少なくなったか。防衛増資は確かに重要だが、別に９９９Ｇ増資しなければならない訳ではないのだから、額を少し抑えて株価を抑制した方が儲けが大きくなったかも。
　おーすみは、試合時間（ターン数）が予想よりも短くなったことが敗因か。エリアを揃えてさあこれから、という時に試合が終わってしまった。「７０・７１・１７」というカードを引き、さらには最下段２エリアを独占していれば非常に楽に戦えるはずなのだが、有利さを生かす時間がなかった感じである。
　こばんは、休日中にあえて高い店の１つ手前に突っ込み、次のターンに止まってしまった振り込みがポイントだったか。ただ、これは通常の作戦であり、仕方なかったと思われる。それよりもいただき総額の少なさと、増資の機会があまりなかったのが敗因と言えそうである。