試合経過
　ファーストダイスは全員が店を買う。そしていんきょはロシアを２軒（Fufufuが１軒ブロック）、山崎がインドを２軒、つかＣがオーストラリアを２軒揃える。しかしFufufuが引いたチャンスカード「４２」によってオーストラリアが下がる。Fufufuはドイツを２軒にする。
　インドを揃えた山崎はさらにチャンス「７３」を引き３軒目。つかＣは買われた直後に店に止まる。しかし少ししてつかＣが残りの店をブロック。だが山崎は中東を３軒にする。さらにチャンス「６３」で中東を、「６４」でドイツを上げる。たまらずFufufuが中東の店を防御５倍買い。しかし山崎はチャンスカードを味方につける。「０５」。買われた店をすぐに取り返す。

　地道に進んでいたいんきょは、中国を２軒揃える。さらにそこへ連続増資。先程インドをブロックしたつかＣはエジプトを５倍買いで２軒にする。最高額の店を持っているし、勝負エリアになりうるはずのオーストラリアが「４２」で下がっていた事を嫌っての行為。エジプトに勝負を託す。
　そのつかＣはもう１エリアを手に入れようとする。Fufufuに交換交渉。つかＣがオーストラリア、Fufufuがドイツを手に入れる３軒取り引きである。自分の３軒エリアがなかったFufufuはこれに応じる。これで少し楽をできるかと思ったつかＣだったが、本編エリアのエジプトが「４９」で下がる。つかＣは考えを変えて、「バーチャルエリア最強論」を応用するべく、株をためることに狙いを定める。
　チャンス「４９」を引いた張本人であるいんきょはロシアの店を５倍買いして３軒。買われた側のFufufuはチャンス「３２」でインドを上げる。つかＣはエジプトの店を５倍買いして３軒揃える。

　インド・中東を持っている山崎はまず中東をサラリー増資。対抗してつかＣもオーストラリアに増資。株の上がり具合を見たつかＣはオーストラリアを１回で諦め株を処分。完全にエジプト１本に絞る。これを見たFufufuはオーストラリアの店を防御５倍買い。さらにエジプトの株を押さえる。
　中東の増資を先にした山崎はさらに増資。つかＣはこれでマーク取りがブロックされる。そしていんきょがサラリーをもらって３周目までが終了。この時点での資産は全員が５０００〜６０００Ｇの範囲で混戦。

　４周目が始まったところでつかＣがオーストラリアの店を買い戻す。勝負エリアにする気はないが、一応増資済みの店がある３軒エリアなので大事に考える。

　ここまで静かに戦ってきたいんきょはついに動く。ロシアに連続増資。これで資産が９０００Ｇを突破。相乗りしていたFufufuは７０００Ｇを突破する。さらにロシアの残りの店を５倍買いして独占。
　何とか対抗したい山崎は中東への増資を終了する。そしてチャンス「５８」を引き、インドの残りの店を５倍買いして独占。買われた側になったつかＣはエジプトの店を５倍買いして独占する。対抗手段としてFufufuはエジプトの１０株売り、山崎はエジプトに防御５倍買いを仕掛ける。しかし山崎はその直後につかＣに１１２４Ｇを振り込む。
　振り込んでもらったつかＣはひたすらエジプト株を買う。４００株を超えるも防衛増資をせず。不用意に株価を高くせず、一発に賭ける。

　独占エリアが唯一手に入っていなかったFufufuは、ドイツの店を５倍買いしてようやく独占。しかしチャンス「３７」でインドが上がる。上げてもらった形の山崎だったが、９４５Ｇをいんきょに振り込む。しかしこれではへこたれない。サラリーをもらってインドの株を１９８株までためる。さらにエジプトを再び防御５倍買い。株数を警戒しての行動である。

　せっかく独占していたのに２軒にまで落とされてしまったつかＣだったがまだ諦めず（懲りもせず？）エジプト株をためる。山崎もインド株を２９７Ｇまでためる。そしてつかＣがサラリー。これでエジプト株を買う。５７６株までたまり、さらにエジプトを１軒買い戻す。この時点で株価変動率は約１．５。次に最大増資できれば８０００Ｇ以上の儲けが期待できる。
　しかし山崎が先に増資を仕掛ける。インドに最大増資。これで資産が１５０００Ｇを突破。猶予がなくなってきたつかＣは増資を狙ってサイコロを振る。しかしエジプトの残りの店に止まる。もちろん買い戻し独占。トップ取り態勢が完全に整い、次のターンには１、３、４、６で増資できる大チャンス。祈りを込めてサイコロを振ったが出た目はなんと「８」。がっくり。次も増資チャンスはあったが不発。これで万事休す。
　そんなつかＣを横目に見ながら山崎は連続増資。２万を突破。いんきょもFufufuから１８９０Ｇの買い物料をもらい、増資して対抗してきたが１８０００Ｇ止まり。そのまま山崎が優勝した。
 

つかＣの感想・考察
　山崎は、インド・中東を３軒持つという恵まれた展開になった。しかも序盤のチャンスカードも上手い具合に引けて、しかもインドが２０％、３０％と立て続けに上がったのはラッキーだったか。やや振り込みが多かった以外は安定していた。
　いんきょは、オーソドックスな闘いであった、という言い方がぴったりだろうか。先に中国を増資してからロシアに乗り換えるたた買い方も通常の戦略だし、セオリー通りの闘い方であると言えそうである。ただ、５倍買いなしで３軒エリアを作れなかったところが痛いと言えば痛いだろうか。
　Fufufuは、序盤に買えた店がことごとく安い店だったことが痛く、相乗り中心の闘いになった。ドイツを交換で手に入れたものの「６４」で株価が上がっていた分だけ手を付け出すのが遅れたのが敗着だったか。最後の振り込みも痛かった。大きい振り込みはここだけだっただけにもったいなかった。
　つかＣは、ハッキリ言って楽勝の展開だったはずなのに戦略を完全に誤った。戦っていた時はカードでの打撃が尾を引いていて冷静さを欠いていたのですが（完全な言い訳だな）、冷静に見ると、３００前後までたまった時点で増資すべきだった。しかしそうしなかったとしても最後にエジプトを２〜３回増資していれば（３軒の状態ではちょっと怪しいかもしれないが）十分まくれたはず。私的には、４ターン目（オーストラリア２軒にした直後）の「４２」が辛かったです．．．　あれで出鼻をくじかれました。後は防衛増資をしておくべきだったか。でも株価が上がるのが嫌だったんだよなぁ．．．　最後に１つだけ叫ばせて下さい（笑）。「こんな株儲けで終わるはずじゃなかったんだぁーーっ！！！！」