カードゲームのルールを提案します。これはBasic ver.のルールですが、項目５で述べる「Expantion ver.」でも基本的に違いはありません。
　このルールは大きく分けて基本ルール・選択ルール・ポイントルール・特別ルールとなります。
 

基本ルール
　どんなプレイ形態でも基本になるルールです。プレイの仕方などが定義されています。一部手が加わる事がありますが、ほぼ大骨格のルール。

1. まずプレイする人たちを２〜８人揃え、座り順を適当な方法で決め、親を決めます。
2. 全てのカードをシャッフルし、７枚ずつカードを配ります。配り終えたら親は山札の一番上をめくり、表にしておきます。これが最初のプレイ札となります。この時、置いたカードが「上がれるカード（後述）」でない場合は山札に戻し、シャッフルし直してもう一度めくります。上がれるActionタイプカードの場合は、効果は無視します。
3. そして試合開始。親の次の人から時計回りに順にカードを出してゆきます。出せるカードは同じ色カード・同じ数字カード・Wildカードです。出せるカードがない、出したくない場合は山札から１枚を引かなくてはなりません（ドロー）が、引いた結果出せるカードがあれば（手札の中からでも）出す事ができます。途中でActionタイプカードが出たら効果に従います。
4. Specialタイプカードは自分のターンになったら自由に公開できます（ドロー後も可）。ただし、Draw属性カードによる強制ドローの直後、Bindカードによる休みの間は公開できません。公開は自分のターンを消費しないので、ターンエンド（「カードをプレイ札に出す」または「山札から１枚を引いてプレイ札に出さない」という行為を行なう）になる前なら一度に複数枚公開可能です。Special+属性カードは公開しないと効果が出ません。
5. 途中で山札がなくなった場合、プレイ札を残し、残りの無効札をシャッフルし、再び山札として使います。
6. 手札が１枚になった状態でターンエンドとなる時は「リーチ」宣言をしなくてはなりません。宣言を忘れ、次のプレイヤーがターンエンドとなる前に指摘された場合、ペナルティーとして次の自分のターンで２枚ドローし、１回Bind休みとなります。指摘されなければペナルティーはありませんし、２枚以上だが次のターンで上がれる組み合わせの場合でも宣言は必要ありません。
7. 手札がなくなったら上がりで、ここまでで試合終了です。上がれるカードの属性は、Number、各色タイプのAction（Direct含む。Escort以外）です。Special属性カードを公開して手札を０にする事はできませんが、公開した後に上がれるカードを出し、手札を０にする事は認められます（リーチ宣言はいらない）。
8. 誰かが上がったら手札・公開済みSpecialカードのポイントを計算します（上がった人もSpecial+カードがある場合は計算）。結果のポイントを全員マイナスし、０を割ったプレイヤーが負けです（これを「リミットルール」と呼ぶ）。
9. 誰も０ポイントを割らず、ゲームを続ける場合は上がった人が親となり、２からくり返します。

選択ルール
　ローカルルールとして選択の余地があるルールです。各項目について１つずつを選びますが、通常の公式ルールはＡを使います。採用するルール次第では戦略・プレイ時間が大幅に違ってきます。

１　Shotカードのターゲットに自分を指定
　Ａ指定できない　　Ｂ指定できる

２　同じ色・同じ数字のNumber属性カードを一度に
　Ａ出せない　　Ｂ出せる

３　Draw属性カードを重ねがけで隣に流す条件
　ＡDraw2カードのみ
　Ｂプレイ札と同じDrawカードのみ
　Ｃプレイ札と同じDrawカード、またはプールされている枚数より多く取らせるカード

　※「プールされている枚数」とは、次のプレイヤーにドローさせる枚数の事。
　　重ねがけすると加算されてゆく。
　Ｃの場合、Draw3→Draw5は可能だが、Draw3→Draw3→Draw5は、Draw5の前で
　プール枚数が６枚になっているので出せない。
　この制限はDrawXカードには適用されない。

４　上がれるカードのタイプ（基本ルール５に影響）
　ＡNumberと、各色・２色もののAction　　ＢNumberのみ　　Ｃ全て

５　山札がなくなった場合の扱い（基本ルール３に影響）
　Ａ無効札をシャッフルし、山札に戻す
　Ｂ試合終了し、ポイント計算の結果マイナスが少ない人の勝利（同数なら手札の少ない方）
　Ｃ試合終了し、手札の少ない人の勝利（同数ならポイント計算の結果マイナスが少ない方）

６　上がる時に出した攻撃カードの扱い
　Ａ次のプレイヤーが防御不可で攻撃を受けて試合終了
　Ｂ攻撃は無効になり試合終了
　Ｃ攻撃を受ける者が確定するまでカードを出して攻防。決まった後に攻撃を受けて終了
　　（上がったはずのプレイヤーも攻撃を受ける可能性あり。
　　　この場合は、攻撃カードがドローするタイプの場合はドローして試合続行）

７　攻撃を受けた時にProtect属性カードを出しての上がりについて
　Ａ上がりを認めない
　Ｂ上がりを認め、攻撃を無効にする
　Ｃ上がりを認め、そのProtect属性カードのみ効果を判定。ドロー者を決めて終了
　Ｄ上がりを認め、そのProtect属性カード以降の全ての攻防を判定。ドロー者を決めて終了

　※Ｃは選択ルール６でＡを選んだ時、Ｄは選択ルール６でＣを選んだ時のみ有効。
　Ｄ上がりを認め、そのProtect属性カード以降の全ての攻防を判定。ドロー者を決めて終了

８　Clear・Freedomカードを公開している時にHaunted Shieldを残してのリーチ時の扱い
　ＡHaunted Shieldを公開し、（All Draw1を出されなかったら）次のターンに無条件上がり
　ＢHaunted Shieldを公開せず、通常通りプレイ
 

ポイントルール
　勝者・敗者を総合的に決めるための「リミットルール」用ポイント計算法です。ポイントがなくなるまで試合を行なうルールです。

ポイント計算の基本
　通常のこのリミットルールの場合、初期ポイントとして全員が５００ポイントを持ちます。
　試合終了時、手札および公開しているSpecialカード、付加されているPlusカードのポイントを計算します。ただし、Bind休みの効果が残っているうちに上がられたら、効果の続く分だけ山札から引き、その上Bindカードのポイントも加えます。
　ポイントの計算法は、Magic Numberカード以外のNumberカードはその数値、Magic Numberカード・他のActionカードはそれぞれに固有のポイントを全て加えてゆきます。ただし、「Clear」カードを公開している場合、Actionカードのポイントが全て０になります。
　Specialカードは、公開してあれば０ポイントですが、公開せず手元に残ったカードは３０ポイントになります。更にSpecial-属性のカードは公開しなくても効果が残りますが、上がった人だけは効果を免れます。
　これらのポイント計算は試合終了後にまとめて行ないます。

ポイント計算の選択ルール
　これらは全て「採用する・しない」を選びます。通常のルールは全て「採用しない」になります。

1. 手札を配る時、誤って表を見せてしまったら、１回につき−２５ポイント
2. 配り始める時、山札から１度で必要枚数ぴったりか＋１枚をつかめたら＋５０ポイント
3. リーチ宣言をせずに上がる（＝２枚以上まとめて出して上がる）と＋３０ポイント
4. 試合終了後のポイント計算終了時、ポイントが１００の倍数だったら＋５０ポイント
5. ポイントがぴったり０ポイントになったら＋２５０ポイント

特別ルール
　決められた回数だけ試合を行ない、勝者を決めるためのルールです。こちらは「ペナントルール」と呼びます。これを採用すると、基本ルール８とポイントルールが変化します。
　ペナントルールを採用する場合、ポイントは減算法ではなく、加算法になります。初期ポイントは全員０ポイント。
　各カードのポイントは、全て符号が逆転します。固有のポイントはもちろん、Lucky・Unluckyカードの効果の符号も逆転し、手元に残ったSpecialカードのポイントもマイナスからプラスになります。
　ペナントルールを採用する場合、上がったプレイヤーは−２０ポイントされます。ポイント計算の選択ルールは基本的に採用可能（もちろん符号逆転）ですが、このルールの時はキリ番特加ポイントは採用できません。
　決められた回数だけ試合を行ない、最終的なポイントが一番低くなった人が勝ちです。