試合経過
　ファーストダイスは、ふふふが７で土星の空き地に税務署、こばんが２で水星、しまりんは４で金星の空き地にヘリポート、T1Aは１で太陽。しかしふふふは次のターンのチャンス「１８」でいきなり売らされる。次のターンから続けて海王星・木星の空き地に止まったこばんは、関所・税務署と建てる。しまりんは金星を２軒にする。
　こばんはさらに水星を２軒にするが、銀行に止まっていたふふふが次のターンに１軒をブロック。

　ダイヤを回っていたしまりんは、税務署を回避できずに約２００Ｇを振り込む。その後土星まで回り宿屋を建てて２軒。ふふふはこの次のターン、チェリー３つ＋１つを揃える。しまりんが木星の一等地を自主競売に出したところで、この収入を利用して落として２軒。しまりんはさらに地球に動物園を建てる。
　しかしここでふふふは自ら引いたチャンス「８４」で、先ほど落とした木星の店に隕石を落とす。木星の株も９９持っており、合計で約５５０Ｇのダメージ。

　初サラリーはそのふふふが１番手。その後、冥王星を２軒にする。
　２番手はしまりん。この後、T1Aがチャンス「０３」。流動資産に余裕がなく、サラリーを目指していたためあまり意味なし。次のピンチも何とか切り抜けてサラリー３番手。
　天王星の空き地に露店を建てたふふふはその次、チャンス「７７」をゲット。そしてこばんが４番手でサラリーをもらって１周目終了。

　最後に残った冥王星の空き地は、しまりんが仮設店舗を建てる。チャンス「６３」で金星がアップ。

　しばらく進み、こばんは水星を５倍買い。これで３軒とする。対抗してしまりんはファーストチャンスで「７３」。これで金星を安目３軒（残りはT1Aが所持）。しかししまりんはまたも税務署に止まり、約３００Ｇの振り込み。そしてふふふがサラリー。しかし次のターンでチャンス「１３」。
　税務署の振り込みで流動資産がきつくなったしまりんは天王星を自主競売。これをふふふが落とす。次のこばんはチャンス「３３」。これで５００Ｇほどの売却益。さらにふふふも税務署に止まり、３５０Ｇほどを振り込む。

　しまりん・T1Aがサラリー。しまりんは続いてヘリポートに止まり、動物園をレベルアップ。T1Aは太陽に軽めの連続増資。

　しばらく進んで、ここまで調子の上がらないふふふは、チャンス「１７」で最下位を脱出。この次のこばんが海王星を高目３軒にする。通過中だったしまりんはピンチだったが回避し、チャンス「１００」をゲット。T1Aもダイヤを通過するが、チャンス「９４」で上手く逃げる。
　ここで４人が一斉にサラリー。これで２周目終了。ここでしまりんがサラリー増資を金星に行ない、６０００Ｇを突破してトップに立つ。

　サラリーから少し経ったところで、ふふふが火星をフリー３軒。何回か店は買われていたが、チャンスカードの売りの対象になっており、店がなくなっていたのだ。これでエリアがないのはT1Aのみになる。
　さらにふふふは少しして、火星に株買い増資。この直後、こばんのチャンス「３２」が火星にヒット。しまりんは動物園のレベルアップ・水星の防御５倍買い・スロットのどこでもカードゲットのセットで対抗。

　エリアがなかったT1Aは、ここで太陽を５倍買い。３軒とする。動物園直前のふふふ・こばんとも、１歩先に止まって回避。その直後、ふふふは火星に最初の大型増資。８０００Ｇを突破。
　こばんはサラリー直前に、先ほどT1Aが買った太陽の店を防御５倍買い。そしてサラリー。これで３周目終了。海王星にサラリー増資を行ない、この結果、ふふふ・こばんが８４００Ｇ、しまりんが７０００Ｇ、T1Aが４７００Ｇほどとなった。

　苦しい戦いのT1Aは、海王星の関所を崩す。しかしこばんはそれでも海王星に増資。ふふふは火星に最後の増資。どちらも１００００Ｇに迫る。
　ここでしまりんがどこでもカードを１枚使ってサラリー。さらにチャンス「７１」で９０００Ｇを突破。T1Aもサラリー。サラリー直後に太陽を再び買い戻し、３軒に復帰。しかしチャンス「４８」で自爆。

　火星の増資が終了しているふふふは、火星の独占を目指したが失敗。その代わりに、冥王星の空き地の仮設店舗を５倍買いして３軒とする。こばんも海王星の店を５倍買い。この２つの店は両方ともしまりんのもので、これでしまりんが１００００Ｇを突破。しまりんは更にチャンス「０７」。
　ふふふは早速、冥王星に株買い増資。こばんはチャンス「０６→４２」のコンボでハートを獲得し、太陽を下げる。

　ここでしまりんが、奇抜（失礼）な取り引きをT1Aに申し出る。金星２軒と地球＋海王星の関所の取り引き（T1Aが＋５００Ｇ）。これが成立し、T1Aは金星を高目３軒、しまりんは地球を高目３軒とする。
　しかしこの交換はしまりんのワナだった。すでに１９８所持していた地球の株を更に９９追加し、株買い増資。一気に１４０００Ｇを突破。対するT1Aの方は、すでに増資が終了している２軒のせいで株価が高くなっていた。そのため、太陽から先に手をつける。更にしまりんは動物園を最大レベルにする。
　この頃のふふふは勝負に成功し、ダイヤをほとんど無傷で獲得して全部揃える。しかし銀行直前のチャンスマスで引いたカードは何と「７０」。努力が泡と消える。
　同じくクラブを勝負しにいったこばん。それを狙い撃つようにしまりんは地球に増資。１９０００Ｇを突破し、目標突破にリーチ。ふふふも冥王星に増資して１２０００Ｇを突破。
　こばんの勝負の結果は吉と出て、無事突破。さらにチャンス「６１」で収入を得る。対するしまりんにはチャンス「７９」が入る。が、しまりんは地球を独占せず、使用を見送る。あと１回の増資で２００００Ｇを突破できるためである。

　ここでスペードから銀行を通過したふふふが、海王星と地球のゾーンにかかり、こばんに１０３５Ｇを振り込む。ここは次のターンの増資で資産を回復する。同じようにT1Aもダイヤを通過するところ。こばんが直前に３１５Ｇを振り込んだことが「先払い」となり、こちらも１０３５Ｇを振り込む。２度振り込んでもらったこばんはサラリーで２位奪取。
　そのこばんはさらに海王星に連続増資。１７０００Ｇを突破。しかし増資余りが少なく、しまりんよりも先に目標に達することは難しい状態。しまりんはリーチがかかってから長い間増資できなかったが、やっと増資ができて２３０００Ｇを突破。これで大勢が決する。
　そのまましまりんがゴールして試合終了。
　試合時間は２時間弱であった。
 

つかＣの感想・考察
　中盤まではふふふ・こばんが展開をリードし、しまりんが後を追う展開。しかしT1Aとしまりんの交換が成立した時点で形勢逆転。そのまましまりんが走り去っていった。

　しまりんは、やはりT1Aとの交換がポイントだった。ここ以外にポイントを挙げるのは難しいほど。成立した瞬間、心の底では「ニヤリ」としたことだろう（笑）。確かに資産的には５００Ｇのマイナスであったが、ほとんど一方的にしまりん有利の交換だった。未増資の地球と増資済みの金星では、その差は明らか。これが成立したことで勝負はもらったも同然だった。「だまし勝ち」という感想もうなずける。
　こばんは、序盤から税務署に２度止まってもらえるなど、資金繰りは良かった。ふふふがインサイダーなどによる自力の資産に対し、比較的他力の資産が多かった。そのため、終盤に余力が比較的残っていた。それが終盤の伸びにつながったと言える。しかし、しまりんの伸びがそれ以上で、追いつくことができなかった。
　ふふふは、序盤のチャンスカードのつまずきが微妙に尾を引いていたかも。２ターン目のチャンス１８を始め、８４、１３、７０と、引きどころが悪かった。不人気エリアだった火星を「拾い」、中盤までは展開をリードしていた。しかししまりんが地球を獲得して走り出したところでは、すでに余力がわずかしかなかった。火星を独占できていたら違った展開になっていただろう。
　T1Aは、序盤から流動資産が苦しく、終始苦しい展開になってしまった。いただきこそそれなりだが、流動資産不足の上に中盤の５倍買いが多く、株がたまらない展開だった。その間に３人にインサイダーで逃げられ、１人だけ置いていかれてしまった。それに拍車をかけたのがしまりんとの交換。他に手がなかったのも事実だが、あまりに分が悪い交換となってしまった。