試合経過
　ファーストダイスはごうくんが６で右→下でダイヤ、ファーストチャンスは「２９」で銀行しか選択肢がない（笑）。T1Aは５で右→下、つかＣは１で左、２越も１で上。

　２軒エリアを最初に作ったのは、１ターン目が妙な行動となったごうくん。オリオンライン。次につかＣが、２越に右端の店１軒を押さえられているものの、サターンエリアを２軒。続いてベアーラインも、サターンエリアとの交差点を含めて２軒。２越がイーグルラインを２軒。
　つかＣはさらにベアーラインを３軒。すると２越もイーグルラインを３軒に。つかＣはこれに勝り、４軒目もゲット。

　初サラリーはスムーズにスロットに止まったごうくん。しかし店は３軒。T1Aはマーク４つでチャンス「７０」。しかしこれで急場の現金ができ、ドッグラインを２軒。
　ごうくんはオリオンラインに先制・連続増資。その間に２越が２番手でサラリー。その後つかＣに１２０Ｇ、ごうくんに１３１Ｇを振り込む。つかＣは銀行から６を出し、マークを揃えたところでチャンス「５３」を引き、３番手でサラリー。

　先制増資でトップのごうくんはムーンエリアを２軒。そのすぐ後、つかＣがチャンス「３１」でベアーラインをアップ。するとごうくんはオリオンラインの３軒目をゲット。
　このターンにT1Aがサラリーをもらって１周目終了。

　T1Aがチャンス「４１」をイーグルラインに当てた次のターン、ごうくんがムーンエリアを３軒にし、つかＣがサラリー。ごうくんのこの３軒目は２越のイーグルライン４軒目を阻止する形になっていた。２越は逆にオリオンラインをブロック。しかしここまで振り込みが続いている。

　流動資産の面でやや苦しいT1Aは、ドッグラインに増資。その後、フリー３軒とする。２越がこれで下端にできたスーパーマーケットに阻まれる。
　T1Aは銀行に一旦戻った後、もう一度ドッグラインを通りフリー４軒（残りは銀行左の店）。ごうくんは対抗手段として、２越のムーンエリアの店を５倍買いして４軒。続いてワープで銀行に帰りサラリー。２越はイーグルラインの下端の店に増資し拠点を築く。そしてサラリー。しかし次にごうくんのゾーンにかかり２２１Ｇを振り込む。それでもイーグルラインに増資。両端が高くなる。

　ごうくん・２越の上位２人と下位２人が分かれてきたところで、つかＣはドッグラインをブロック。T1Aの足を引っ張っているように見えるが、交換の種となっている。そのT1Aは２越と同じゾーンにかかり２２１Ｇを振り込み店売り。これを落としたつかＣがサターンエリアを３軒。２越もT1Aに９１６Ｇ振り込みのピンチだったが回避。チャンス「６２」を引き込む。
　ピンチが続くT1Aはまたもごうくんに２３４Ｇを振り込み店売り。振り込んでもらったごうくんはムーンエリアに最大増資。２００株たまっており一気に９０００Ｇを突破。
　T1Aはワープを使って銀行に辿り着きサラリー。２周目終了。資産状況は

　ごうくん　８８６４
　　　T1A　４１８２
　　つかＣ　４５７９
　　　２越　６２６３

　となっている。

　３周目の初っ端、つかＣが３９６Ｇをごうくんに振り込む。そのごうくんはT1Aに１１７Ｇを振り込むと、T1Aをゾーンにかけて見事な「先払い」４０８Ｇを振り込んでもらう。
　このままでは手を打つ前に終わってしまうと考えたつかＣは、同じく辛い立場のT1Aに交換を提示。ドッグライン（T1A・独占）とベアーライン（つかＣ・独占）の等価交換。打つ手が欲しいT1Aは即決。「Ｃたけ連合」ができる（おいしそう／笑）。

　２越がサラリー。イーグルラインにサラリー増資を仕掛けてごうくんに追いつく。T1Aはチャンス「７４」で、唯一の余り店を売りつかＣと並ぶ。展開が見事に二極化する。
　ごうくんはさらにムーンエリアの左端の店に増資。T1Aは角のチャンスを回っていたが、チャンス「５８」で未然にピンチを防ぐ。
　つかＣはワープで銀行に帰りサラリー。さらに、ごうくんの１マス前を狙って増資。しかしごうくんは回避してサラリー・サラリー増資。見事なカウンターで１４０００Ｇを突破。２越はこれでできたデパートを回避。
　ごうくんはさらに増資して１５０００Ｇを突破。つかＣも軽く増資。

　トップで余裕（？）のごうくんは、上からクラブに止まる。その次のターンのT1Aは増資チャンス。当然１歩前を増資し、グランドタワーにする。つかＣも５歩前を狙って増資。
　トップとは言うものの、止まったらひとたまりもない店が１歩前にあるごうくんだったが、回避できず「１」。３８１８ＧをT1Aに振り込み、T1Aが一気に浮上。トップは死守したが混戦模様になる。

　次の２越は、サラリーチャンスがあったが銀行ルートに乗らず、ドッグラインに相乗りするために証券取引所に。つかＣはグランドタワーに阻まれサイコロ屋から銀行方面へ。T1Aはスロットから銀行に止まりサラリー。
　銀行に行かされたつかＣは、２マス前のデパートを回避できず、１２９６Ｇをごうくんに振り込む。T1Aは増資で１４０００Ｇを突破。トップに立つ。この直後のごうくんは、ドッグラインルートを乗る１６２Ｇと、イーグルラインの８５８Ｇの振り込みの選択。グランドタワー２ランを警戒して８５８Ｇを２越に振り込む。振り込んでもらえなかったT1Aは代わりにチャンス「７１」。

　サラリーを一旦回避した２越はワープで銀行に帰りサラリー。T1Aは１マス前にデパートがある危険を省みずに銀行方面へ。これが裏目に出て１２９６Ｇを振り込む。これで２越がトップに立つ。つかＣはこの店を回避してサラリー。さらにスロットで増資チャンスを当てると、サターンエリアから増資。やっと１００００Ｇを突破。
　２越も銀行に帰るためにサイコロ屋から進む。ごうくんはゾーンにかかり、つかＣに５４６Ｇを振り込む。２越はデパートを回避できず、１２９６Ｇをごうくんに振り込む。これで全員がこのデパートに振り込んだことになる。ごうくんは続いてつかＣにも振り込む。振り込んでもらったごうくんは、先ほどの振り込みで銀行ルートになり、サラリー。しかし出口がグランドタワーとデパートのゾーンで、つかＣに１９９０Ｇを振り込む。

　この一連の振り込みで最下位に落ちたのはT1A。そのT1Aは挽回の増資。これで１３７００〜１５４００Ｇの間に４人が入る。T1Aは連続増資で１５０００Ｇを突破するが、相乗りしているごうくんが１６０００Ｇを突破。
　２越はドッグラインをペペる。それでもT1Aは増資。しかしこれで儲けが出たのはごうくん。少し後のつかＣは、T1Aがクラブに止まったのを見て、狙い打つ増資をするか悩むが、株があるサターンエリアを優先。１６０００Ｇを突破。

　T1Aは結局回避し、増資。ソーラーエリアとの交差点を増資した結果１６０００Ｇを突破したが、ソーラーエリアに１９２株を所持していた２越も１６０００Ｇを突破。トップは変わらずごうくん。

　しかしつかＣが追い上げの増資。トップまであと１Ｇに迫る。次のごうくんが２越に４０６Ｇを振り込み、トップが入れ替わる。入れ替わった直後につかＣが増資。サターンエリアが打ち止めになるが、１９４００Ｇ止まり。独占エリアのベアーラインの株数はたった２４株。最大増資したものの２００００Ｇに届かない。２越も増資するがつかＣには追いつかない。
　激戦の終焉は意外に早く訪れた。１８５００Ｇで２位のごうくんはマークを揃えたばかり。この状況でワープマスに一発で止まる。銀行に帰りサラリー。２００００Ｇを超えてそのまま優勝した。
　試合時間は１時間３５分ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　ごうくんは、凄まじく荒い展開だった。グランドタワーと高級デパート寸前の店に止まり、振り込み合計が９０００Ｇを超えていながら、デパートいただきが全員から延べ４回あり、買い物料終始は結局プラス。こういう試合展開はなかなかお目にかかれるものではない。確実に増資していた事が勝利に結びついたのは当たり前だが、直接の勝因はドッグラインへの相乗りか。ただ、グランドタワー直前の行動はやや疑問が残る。そこまで１５０００Ｇを突破し、４０００Ｇ差をつけてトップなのだから、無理に危険を作る必要もないだろう。
　つかＣは、惜しかったなぁ。もうちょっとだったのに。サターンエリアにこだわり過ぎてたか。交差点があったから、本当はベアーラインも欲しかったんだけど、買う機会がなくなっちゃったし。中盤まではどうしたものかと思ってたけど、T1Aと交換してから調子が上がった。結局ごうくんのいただきに屈したけど、面白い展開だった。まぁ、勝てる試合じゃなかったし、２位でよし。こういう試合が私の理想とする展開。前に書いた（覚えてる人は多分いないだろうけど(^^;）「相手に９の力を出させ、自分は１０の力を出して勝つ」展開に近いものだったと思う（勝ってないけどね）。最後まで試合の行方が分からないのが、やっている全員が楽しい展開だと思う。だから自己採点は９５点。これで勝っていたら１００点満点だったんだけどなぁ。
　２越は、１人だけ買い物料終始がマイナスだったことからも分かるように、振り込みが非常に目立っていた。序盤からコンビニクラスの店にかなり止まっていた。これが出足を鈍らせた一因。最大のポイントは４軒エリアができなかったことだろう。その分を主にドッグラインの相乗りで穴埋めしていたのだが、もう一押しするにはやはり自分のエリアがなくては。
　T1Aは、マーク全獲得直後のチャンス７０がやはり響いてか、序盤は苦しかった。チャンス７０をこういう引き方で出してしまうと、かなりがっくり来るもののようである。流動資産がきつく苦しい状態でつかＣとの交換。ここから少しずつ風向きが変わり、思わぬグランドタワーのいただきがあり一気に復活。しかし終盤の叩き合いの時に相乗り株が足かせになって伸び切れなかった。交差点を増資してしまったことで、つかＣ・２越の株が間接的に相乗りの形になっていたのもポイントだった。ここが敗着とも言えそう。