試合経過
　ファーストダイスは、こばんが３でサイコロ屋へ、次に６で左の休日に進む。まさきが４で左→下、山崎は１で上、ねーぽんは４で上→左。

　このマップにしては珍しく、２軒エリアができるのが少し遅い。先に作ったのはまさき。オリオンライン。しかしまさきはチャンス「３０」の後に振り込んで５０Ｇの損。振り込んでもらったねーぽんは、スターエリアとオリオンラインの交差点を買い、両者を２軒。さらにチャンス「７５」で銀行のすぐ下の店を購入。スターエリアが３軒に。こばん・山崎も２軒エリアを持つ。

　初サラリーはこばんが１番手。この直前に山崎がチャンス「３３」。６００Ｇほどの売却益。こばんは次のターンにベアーラインをフリー３軒（残りは２ケ所の交差点）。
　２番手・３番手は山崎・まさきが続く。最後になったねーぽんは、流動資産ギリギリで帰れない状態。山崎はベアーラインを１軒ブロック。まさきはチャンス「１８」でスターエリアの店を売り５００Ｇの売却益。このエリアが一時的にねーぽんのフリー３軒になるが、すぐに買い戻す。

　周回が順調なこばんは、ねーぽんの１周目よりも早く２周目のサラリー。そのねーぽんは流動資産ギリギリの状態ながらも、スターエリアを４軒にする。まさきはベアーラインをブロックするついでに、サターンエリアを３軒。しかし２ヶ所が交差点、しかも縦エリアに店がない。
　山崎がねーぽんよりも早く２周目のサラリー。この直前のスロットでどこでもカードをゲット。ねーぽんはチャンス「４６」でいよいよギリギリ。しかし何とかサラリー。これで長い１周目が終了。

　周回が異常に早いこばんは、もう３周目のサラリーにリーチ。ねーぽんはチャンス「７４」。こばんがこれを落とし、その借金をサラリーで返す。山崎もマークを全て揃えたところでチャンス「０３」。これでサラリー。山崎は２軒エリアであるドッグラインの株をためる。
　その山崎が先制増資。７０００Ｇに迫る。こばんはチャンス「２０→０７」のコンボ。しかし次のチャンス「７３」が空き店がないために無駄に。

　ねーぽん・まさきが続いてサラリー。これで２周目が素早く終了。資産状況は

　　　こばん　６０９７
　　　まさき　４１８１
　　　　山崎　６６７９
　　ねーぽん　４１９９

　となった。ねーぽんはスターエリア、まさきはここに相乗りする。

　トップの山崎。どこでもカードを使ってサラリーするかを悩むが、サラリーを決意。この時にスターエリアを防御５倍買い。ねーぽんは増資が１ターン遅かった。サラリーした山崎はスターエリアに相乗り。
　そして山崎が動く。先ほど防御５倍買いした店と、ソーラーエリアとドッグラインの交差点の店を交換する取り引きをねーぽんに申し出る（山崎が＋１３０Ｇ）。しかしこの交換で３軒エリアが２つになることを嫌ったねーぽんは拒否。山崎は改めて等価交換を提示するが同じく拒否。
　拒否された山崎は増資を仕掛けた後、ドッグラインのまさきの店を５倍買い。これで３軒。拒否したねーぽんはサラリー。しかしこばんに１８８Ｇを振り込む。５倍買いされたまさきはゾーンにかかり、こばんに２２４Ｇを振り込む。こばんはさらに、自らチャンス「２８」で召喚したマハラジャからも合計４００Ｇほどの振り込みを得る。
　振り込みが集中して入ったこばんはサターンエリアとイーグルラインの交差点にあるまさきの店を５倍買い。これでイーグルラインが３軒。もう１つの交差点の店はねーぽんが防衛増資。イーグルラインを通過していた山崎は、高くなったこばんの店に捕まり、３４５Ｇを振り込む。
　この振り込みを得たこばんはもう１軒、イーグルラインの下端の店（持ち主はまたもまさき）を５倍買いして４軒。３軒の５倍買いを食らって現金だけはあるまさきはイーグルラインに相乗り。

　５倍買いで手を作ったこばんはサラリー。山崎も出目が高くなってサラリー。ドッグラインにサラリー・連続増資をかけて１１０００Ｇを突破。こばんもベアーラインに連続増資でぴったりマーク。さらにベアーラインを５倍買い。これで４軒。そして早速増資。
　なかなか手が打てないまさきはサラリー。この直前にオリオンラインを５倍買いして３軒。山崎もサラリー。ドッグラインにサラリー増資を仕掛け１７０００Ｇを突破。が、これでドッグラインは打ち止め。こばんは相乗りしていたドッグラインから撤収し、その現金でイーグルラインへ。山崎は株を少し削っただけで保持。
　手を失った山崎は、ドッグラインとソーラーエリアの交差点の店を５倍買いし、ドッグラインが４軒。次のターンにこの店を早速増資。

　下位争いは３位のまさきから動きが。オリオンラインに増資。しかし次のターンのチャンス「６４」でねーぽんのエリアであるスターエリアをアップさせる。一応相乗りはしておりダメージは低め。山崎はねーぽんを狙う増資をするかを悩むが、ハートに止まっていたこばんを狙うことに。狙われずに済んだねーぽんはサラリー。こばんも回避に成功。ねーぽんはスターエリアの株が２８０株までたまる。
　目標まで残り少しの山崎は、イーグルラインに相乗り。相乗りされたこばんはサラリー。ベアーラインに避難。株も株価変動率も十分のねーぽんは相乗り株を気にしつつ、現時点での唯一の増資残りである６００Ｇの増資。こばんも増資チャンス。ねーぽんを狙うイーグルラインではなく、相乗り株がないベアーラインを選択。これが失敗（？）し、ねーぽんがこばんに５６０×１．３＝７２８Ｇを振り込む。しかも山崎までこの店に振り込む（倍率は元通り）。それでもこばんはもらった現金で３連続増資。
　隠れたピンチを乗り切った山崎は連続増資。これで２１０００Ｇを突破。増資額があり、相乗り株もないことから撤収せず。

　ねーぽんはスロットで増資チャンスを当てるが増資する場所がない。ライバルのまさきは少しずつだが増資ができる。２位がほぼ確定のこばんはスロットでワープを当てると安全策で上の証券取引所へ。その次のターンから連続増資。
　そんな間も山崎は着々と増資を重ねていく。しかし銀行に帰れない。その間にまさきがサラリー。３位確定の決定打となる。
　銀行に帰れない山崎は、ドッグラインの株を撤収したあとに最高額の店を自主競売。誰も手を出すはずがなく空白地となったところを、次のサイコロでいきなり買い戻す。最後の抵抗で増資したこばんが、ねーぽんからの振り込みを加えて２００００Ｇを突破。しかし差は３０００Ｇ弱。この差を逆転する術は今のこばんには残っていなかった。

　山崎は何とか銀行ルートに乗り、優勝寸前。こばんも銀行に帰れたが、投了せず山崎のゴールを待つ。ねーぽんにも最下位脱出の術がなく順位確定。
　．．．かと思われたのだが、山崎が１を出し、まさきに４９０Ｇを振り込んだことで状況が微妙に変化。こばんは逆転の可能性をチャンスカードに託したが、チャンス「７０」を引けずに逆転ならず。
　ピンチが去った山崎は次のターンに無事ゴール。
　試合時間は２時間２０分であった。
 

つかＣの感想・考察
　山崎は、序盤はこばんに次ぐサラリーの早さで展開をリードし、中盤からは増資もからめてずっとトップにいる展開になった。あまり目立った失敗もなく、堅調に推移した。その結果、かなりの振り越しになったものの株儲けでカバーできた。こばんと違うのは、店を増やすのに無理をしなかったこと（中盤までに、こばんはチャンス７４と５倍買いを２度、山崎は５倍買いを２度。しかし１度は３００Ｇしかかかっていない）、それと相乗りがあまり入らなかったこと。これらも展開を楽にした要因と見られる。
　こばんは、序盤はサラリーが非常にスムーズで、かなり良いテンポで戦っていたが、中盤からサラリーが遅れ出した。それと並ぶように展開が山崎よりも悪くなっていった。買い物料収支の大幅なプラスで再び盛り返しはしたが、株数の差が響き届かず。終盤に相乗りを嫌ってベアーラインに増資した場面は、やはりねーぽんを狙った増資をすべきだったのでは。あくまで結果論ではあるが、最大増資をしても山崎は目標に届かないし、儲けはこちらの方が多くなったのではないか。
　まさきは、あまり打つ手がなく、終始目立たない試合展開だった。しかしねーぽんよりもサラリーが比較的よく回り、中盤に５倍買いを３発食らったことで現金ができ、ねーぽんが増資できない状態だったことが幸いして３位確保。サターンエリアを３軒にしたが、２軒が交差点、両端は持てないという立地では儲けを出すのはきつい。
　ねーぽんは、序盤のサラリーの遅れが後々まで尾を引いた形。こちらも展開から置いていかれてしまった。序盤の１００Ｇ均一のいただきが最大いただきでは勝ち目はない。スターエリアを４軒にした後に何もできないまま防御５倍買いを食らい、それを買い戻せなかったことが最大の敗因である。せっかくのチャンス６４が無駄になってしまい、惜しい。