試合経過
　ファーストダイスは、T1Aは６で関西、シルフィードは７で右から東北、つかＣは２で中部、まさきは４で上越へ。T1Aは続いて２軒目をゲットし、シルフィード・まさきが北海道へ。シルフィードは最初の空き地に宿屋を建てる。
　しかしここからとんでもない展開が。まずT1Aが四国の端の店を買うと、続いて１で２軒、次のターンも１でフリー３軒。これでとどまればまだあり得る展開だったが、またも１でなんと６ターン目にして独占エリアが出来上がる。しかもチャンスカードなしで、である。通過中だったつかＣは冗談では済まない状態だったが無事突破。これに対抗して（？）シルフィードはチャンス「７７」。つかＣはチャンス「３３」で８００Ｇほどの利益。

　北海道の滞在が長めのシルフィードは、第２の空き地にヘリポートを建てる。しかしまさきも普通の店を２軒押さえている。T1Aは関西３軒のチャンスがあったがマークのためにパス。北海道から帰還したシルフィードが東北を２軒。銀行に帰って四国に先乗り。代わりにつかＣが北海道へ行き、１ターンで帰還。まさきもやっと帰還。が、スペードが足りない状態で３を出し、北海道にとんぼ返り。

　初サラリーはつかＣが１番手。次のターンに上越を２軒。しかし北海道に飛ばされる。
　２番手サラリーはT1A。中部を２軒にする。
　３番手でシルフィードがサラリー。まさきは北海道から九州へ飛ばされる。同じく北海道に飛ばされたつかＣも帰還できず、宿代が上がっていく。
　そんな中、上ルートだったシルフィードが東北をフリー３軒にする。そしてつかＣ・まさきが本州に帰還。つかＣは次に上越３軒の出目だったが、シルフィードのブロックが１ターン早かった。そのシルフィードは２軒目もブロック。この過程で自然ペペを四国に入れる。ブロックされたつかＣは東海道を２軒。
　まさきが最後にサラリーをもらって１周目終了。こちらも四国に先乗り。

　次のターンのまさきが東海道をブロック。シルフィードがマーク３つでチャンス「７０」。さらにチャンス「８０」も引き、シルフィードにも東海道を押さえられていたつかＣはこの時点ですでに打つ手なし。しかしシルフィードはチャンス「１３」。

　北海道に飛ばされたT1Aは空き地に税務署を建てて帰還する。まさきは四国を通過する際、T1Aに２３０Ｇを振り込む。
　つかＣはサラリー。上越を狙うにもシルフィードが先に連続増資をしている上に株が残っている。T1Aも続いてサラリー。資産的に辛いまさきは東北に先乗り。つかＣは北海道へ。宿代はすでに１４０Ｇ。ここでまさきが東北をブロック。しかしすぐ次のターンにシルフィードが止まる。防衛の暇を与えず５倍買いして独占。

　北海道に飛ばされたつかＣは税務署に捕まり、T1Aに４７０Ｇほどを振り込む。次のターンに腹いせにチャンス「４１」を東北に当てる。東北の防御が一瞬で終わったまさきはサラリー。東北の先乗りを強化。１４２株になる。
　独占を果たしたシルフィードは、１０４株で東北に最大増資。これでまさきが一気に２位浮上。シルフィード以外の３人が北海道におり、宿代でシルフィードが８０００Ｇを突破。

　少ししてT1Aがサラリー。中部を３軒にする。まさきはチャンス「０６→７９」のコンボ。これで北海道の税務署をハント。買われたT1Aはチャンス「０５」。九州の空き地に関所を建てる。つかＣはチャンス「７５」で九州の６０Ｇの店をとりあえず購入。
　その九州からすぐ帰還したT1Aは中部に増資。トップを奪うと、シルフィードはサラリーで再逆転。まさきはチャンス「１００」。

　シルフィードがまず連続増資。北海道からの帰還者のためにゾーンを形成。１３０００Ｇを突破。T1Aはサラリー。
　一時はボロボロだったが相乗りで回復したまさきはサラリー。T1Aは東北の高級デパートを何とかかわす。
　つかＣがここでプレイデータを確認。税務署が大きかったT1Aがいただき総額でトップ。逆にこれに振り込んだつかＣが振り込み総額でワースト。本州に店がないまさきがいただき総額が一番低いが、相乗り株の儲けがあり、株儲けがトップ。シルフィードはいただき回数が多いが、それ以上に宿代が大きく、実質のいただきトップ。店が固まっておらず、なおかつ相乗りもしていないつかＣがどん尻の展開である。

　まさきがここでシルフィードに１９３７Ｇを振り込む。しかし東北の相乗り株は残っている。振り込んでもらったシルフィードは東北の株を追加。まさきは次のターンもピンチだったが、スペードに止まりチャンス「８９」。京都に逃れる。次のT1Aが四国に、シルフィードが東北に増資し、両方に相乗りしているまさきが１００００Ｇを突破。
　クラブを取ってサラリーという途上でえらいカードを引かれたのはつかＣ。当然ダイヤをもう一度周回。しかしT1Aがここぞとばかりに増資。まさきもピンチだったが九州へ逃げる。

　トップのシルフィードは落ち着いて増資。２００００Ｇを突破。まさきがチャンス「０７」。T1Aは、つかＣがスロットに来たところを見計らい増資。ボロボロのつかＣがかわせるはずもなく、１７５４Ｇを振り込み店売り。
　生き延びたいつかＣは立て続けに４軒を自主競売。これを落としたまさきが北海道を４軒にする。同じく落として上越を３軒にし、現金を使ったシルフィードは増資で回復。ほぼ増資を終えた東北から撤収。

　２位をまず確保したいT1Aが増資。シルフィードは第２エリアを上越に設定。その後にまさきがサラリー。チャンス「６３」を受けている九州（３軒）で自力アップを狙う。
　死にたくないつかＣがサラリー。４０００Ｇ台に回復。銀行に止まれず、東北の「割引券」を保険として購入。それがまさきの２４７０Ｇの振り込みで、３３６Ｇという思わぬ収入を呼ぶ。T1Aが増資し、２００００Ｇを突破。
　破産ギリギリのつかＣは自主競売でしのぎを試みる。１ターン目はスペードで難を逃れるが、次のターンにシルフィードがラッキーに止まりプレッシャーをかけると、これに屈するかのように３７０５Ｇを振り込む。しかし割引券が命綱となり、破産・店売りはかろうじて免れる。
　つかＣは当然次のターンに自主競売。そしてまさきはチャンス「２８」。マハラジャの出方次第ではT1Aにもチャンスがまだまだあった。出目は２で、T1Aに１１４５Ｇを振り込む。しかしマハラジャは１ターンで帰ってしまう。
　大チャンスを逃したT1Aは次のチャンス「３２」。四国に当たればチャンス到来だが、当たったのは隣の中国。
　とはいえ、四国を通過する途中のシルフィードがピンチには変わりない。そのシルフィードは７。１８９２Ｇを振り込むが、これ以上の振り込みがなくなる。T1Aとの差は４０００Ｇ。T1Aは増資が１ターン遅れ、２０００Ｇほど足りない。サラリーをもらえば逆転できるかもしれないが、今いる場所は九州。シルフィードの出目が小さくなることに賭けるしかない。
　しかしここを乗り切ったシルフィードは、チャンス「０９」をからめて１ターンで銀行へ帰り、サラリーを追加して優勝。
　試合時間は１時間１０分ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　シルフィードは、中盤までに得た宿屋の収入がやはり大きい。２周目ですでに１５０Ｇはやはり驚異的。それにチャンス７７・７０をからめ、ほぼ理想的な展開に。そこへ来て高級デパートクラスに３回も振り込んでもらえれば強い。終盤はT1Aの伸びにペースを乱すかとも思ったがそれもなく仕上げた。一言で言うなら「北の王者」か。
　T1Aは、６ターン目で四国を独占するという尋常ではない展開になったが、それが効果的にならなかった。原因は序盤に振り込んでくれる人がほとんどいなかったことと、独占が早すぎたことか。先乗りされて自分が手を出せず、中部で耐える展開に。どこか中途半端な感じがした。もう少し早くから四国に手をのばせば良かったか。四国が宿屋とチャンス７７に負けた格好であり、もったいない。
　まさきは、なかなか本州に店が持てず、途中まではつかＣ以上に苦しい展開だった。最終的に店の数は多くなったが、これは終盤のつかＣの競売がメイン。そのつかＣとの最大の違いは相乗りをしたかしないか。トップ２人のメインエリアである東北・四国にくっついていき、買い物料収入のなさを十分にカバー。しかしエリアがない上につかＣ以上に振り込みが多く、２位を伺うことまではできなかった。しかしこの儲けが最大株儲け賞になるとは思わなかった（笑）。まさに「取らせてもらった」という感じ。
　つかＣは、破産しなかったんだし、結果はどうでもいいんです（笑）。相乗りしないと心に決めて、ほぼ貫いた結果がこれなんだから。だからこそ、自分で納得がいかない部分もある。それが最後の割引券と、その次の上越への相乗り（これは書いてないけど）。こんなことをするようでは弱いねぇ。いくら生き延びるためとはいえ、やらなくても破産しなかったのに。それはさておき、何もできなかったなぁ。それこそ相乗りしか手がない状態。それを封じている現状ではただのすごろくにしかならない。自分の店に止まったのが２周目に１回と、終盤のどうでもいい時の１回だけ。店は買えない、振り込んでもらえない、増資はできない（する場所もない）、チャンスカードはダメダメで、自分が振り込み過ぎ、というのでは．．．　終始ボロボロの上に、相乗り封印の美学を貫き通せなかったから自己採点は１点。この１点は破産を回避した分。
　．．．え？　何で相乗りを封じてるのかって？　今は相乗り勢力がかなり強いでしょ？　だから意地張ってるだけ（笑）。まぁ、私の性格もかなり影響してるのは確か。私は「相乗り＝迷惑行為」としか思ってません。相乗りすれば必ず（相乗り対象に限らず）誰かに迷惑がかかります。だからするのもされるのも嫌いだし苦手。有力な戦略なのは重々承知してますし、禁止にするつもりは全くありません（定義が難しいし(^^;）が、このイメージだけは崩せないのですよ。だから、私はしばらくこれを通します。結果として全て最下位になったとしても、美学が貫ければそれでいい。もちろん相乗りを封じて勝つのが理想ですが（笑）。