試合経過（GFじーさん著）
　第６回関東オフ２日目第１戦左半球。メンバーはてくてく・ｋｉｄｄ（きっどん）・山崎（やまさき）・ＧＦじー（じー）である。この順番で行われた。

　ファーストダイス。てくてくは「５」でオーストラリアへ。きっどん・山崎・じーは共に２を出す。きっどんはカジノ、山崎は右上の休日。じーは左上の休日へ。てくてくはクラブを通過し、余りダイスは１。中近東へ行くと思われたが、インドに進路を取る。銀行通過時に、株価が上がるにも関わらずエジプト株を１０枚しか買わず。その後、チャンカで「１００」を引き当て、どこでもカードを入手。同ターン、きっどんは南京自転車を購入。山崎はチャンカ「３３」。ドイツの最高額を売却する。（ドイツはきっどんとじーが１軒ずつブロックしている。）じーはオーストラリアの最高額を入手。
　銀行に頻繁に通っているてくてく、インド２軒目。ここでもエジプト株を１０枚購入している。次のターン、きっどんはサラリー。そしてロシアを２軒にする。じーはサラリーを見送ってドイツ２軒に。てくてくはチャンカ「１３」を引いてしまう。山崎は東南アジアを２軒にする。じーはサラリー。さっきからてくてくの行動を不審に思ったか、エジプト株を４０枚購入。ここからペペ合戦が始まったようだ。（笑）
　きっどんは中近東を２軒、サラリーをもらったばかりのじー、右上のチャンカで「７０」を引く。さっき２軒にしたきっどんは再び１を出して中近東を３軒にする。山崎もサラリー。この時点での総資産とエリア分布はこちら。
 

　全員が１周目終了。下位の２人が低いんじゃなくて、上位の２人がチャンカの恩恵を受けている為、資産が多いわけです。

　その次のターン、きっどんはカジノへ。ここで、全員が驚いてしまう光景が…。
ピロピロピロ…　ダンダンダン！！　ピロリロリン♪
チェリーが当たりました。　　　５０Ｇゲット！
チェリーが当たりました。　　　５０Ｇゲット！　　（左上にチェリー）

　３軒エリア＋スリーセブン。試合はもう決まったかと思いました。＾＾；　てくてくは資金難のため、オーストラリアを競売に出す。（２８０Ｇ×０．８７）これをじーが９０Ｇ上乗せして落札。これで２軒目。資金に余裕が出来たてくてく、インド３軒目を入手。
　その時、じーは銀行にいた。ダイスは「５」。高い中近東を越せない代わりに、ドイツ３軒目を入手する。因みに銀行に寄ったついでに、中近東に相乗り。てくてくも中近東相乗りする。３３株買えたが、２８株に抑えてカジノへ。この執念が通じたか…。

ピロリロリロ…　　ダムダムダムッ！　　ピロリロリン♪

　あんたもかい！！（笑）いや〜、やってみるもんですねー。ちなみに、スリーセブンの当たる確率は１％らしいですよ。（アスペクトの本、２３ページ）そしてきっどんはサラリー。中近東を購入したいところであったが、てくてくとじーの相乗りがあるために中国株を購入。山崎は中近東を無傷で脱出。そして何と、インドの店を５倍買い！！早すぎる仕掛けと思われるが…。しかし数ターン後、こんどはてくてくがインドを５倍買い仕返し、再び３軒…と思いきや山崎、またしてもインドを５倍買い。インドを巡って混戦模様。
　じーは独占のチャンス到来。５倍買いすれば独占（６７５Ｇかかる。）しかし実際は見送り。ペペの逆襲を恐れていました。＾＾；　てくてくはカジノへ。３度スリーセブン…。ということにはならなかったが増資チャンスを得て、１４６株を持っていた東南アジアに増資。１軒増資した後、（２人の１０株売りが入る前に）２５株を残して売り払う。山崎がサラリーを貰い、２周目が終了。現在の状況はこちら。
 

　やはり２度の５倍買いで山崎の落ち込みが目立つ。また、てくてくはあとスペードだけ、きっどんはマークが全て揃っている。

　サラリーをもらった山崎はドイツに相乗り。続けてきっどんもサラリー。フランス９９株。てくてくは悩んだ末にロシアを５倍買い。続けて「１」を出し、再び５倍買いしてロシアを強引に３軒エリアにする。この間にきっどんは「南京自転車」を含めて中国を２軒にしている。てくてくはロシアにサラリー増資。一気に資産を増やしてくる。高くなったロシア株をじーは２回１０株売りして下げる。山崎はチャンカ「７９」。流動資産は１５００Ｇ弱。で、買ったのはやはりインド。再び３軒エリアにする。てくてくはチャンカ「３７」。上がったのは…なんと「フランス」。これできっどんは株儲けを含めて１０００Ｇ以上の儲け。きっどんはアトリエルーブルに１回増資した後、すぐにフランス株を売却する。
　じーはオーストラリアを５倍買いして３軒目。目の前がいきなり高くなったてくてく、じーに対して５６２Ｇの振り込み。そしてじーもサラリー。きっどんはフランスを５倍買い。これで３軒目。あと１つの店はフリーである。この辺からオーストラリアへの相乗りが目立ち始める。きっどんはチャンカ「１７」。そして山崎はサラリー。（オーストラリア相乗り）そして今までやりたい放題だったじーに対して「おしおきっ！」とばかりに、３人からの１０株売り攻勢が…。（笑）
　買ったときよりも安くなってしまい、これからもさらに安くなりそうというわけでまともに増資できないままじーはオーストラリア１５０株を売却する。次の狙いはドイツ。山崎はフランスをブロック。そしてじー、首尾良くドイツを５倍買い。これで独占エリアができる。きっどんはサラリー。当然ドイツに相乗り。じーはドイツを７０株購入して、これで１６９株。きっどんは中国を５倍買い。これで３軒目。銀行に止まっていたじー、よりによって出たのは「７」。ドイツ方面に向かうと思いきや、サラリーのために中国に進路を取った。そしてチャンスカード。ここで「３６」を引き当てる。当然ドイツにＭＡＸ増資！！（てくてくに相乗りされる寸前の出来事であった。＾＾；）
　ドイツの相乗りに間に合わなかったてくてく、予定変更してインド株を９９枚購入。これで１９８株。きっどんはチャンカ「６４」。上がったのは…インド。これは後でこの試合の重大なキーポイントになってゆく。山崎は中国とロシアの分岐点で、余りが「４」。中国は７０５Ｇ。ロシアに向かえば高い店を越してしまい安上がりだが、ドイツが待ち受けている。ここで果敢に中国へ向かい７０５Ｇの振り込み。好判断を見せる。（ハートとクラブがないという状況もあるが、分かっていてもなかなか出来ないのだ。）
　山崎はチャンカ「０５」。しかし流動資産が少ない状態なのでマークを獲りやすい位置に移動する。じーはドイツへ２回目の増資。続いて３回目の増資を終えて、１１０株売却。この時点での資産とエリア分布。
 

　ちょっと離された感のあるやまさきの挽回はあるか？

　てくてくはチャンカ「５８」。インドにワープしてまたしても５倍買い。これで２軒目。きっどんは中国株９９枚を購入して即増資。これで１５０００Ｇに迫る。ちなみに中国はペペが１回もない「奇跡の地」である。（笑）ドイツ株を売却したので大量に現金があるじー、ここでチャンカ「６７」。インドに相乗り開始。山崎は「８」を出してインドへ。しかし５倍買いをせず。狙いは…？
　この時点でインドの株は…てくてく２８８株／山崎１０４株／じー１１４株と、３人が相乗りしている。てくてくはサラリー。所持金が１６２６Ｇ。当然インド株を購入すると見られたが何故か中近東株を購入している。続いてきっどんも、同じく中近東株を３０枚購入している。（所持金は１３７７Ｇ）そしてきっどんは中国を５倍買いして独占。２回増資すればゴールというところまで辿り着く。じーは現金が余っていたので、オーストラリアに「気まぐれ」８００Ｇ空増資。てくてくの前にデパートができる。
　ここでこの試合を大きく左右する出来事が。てくてくは山崎に対して取引を持ちかける。場所は問題の「インド」と「東南アジア」。交換されればお互い独占になる取引である。その条件に加え、現金５００Ｇを上乗せして山崎が計８６５Ｇ儲かる取引。ここで山崎は長考の末（ホントに長考。４分３８秒）成立。これにより、インド→てくてく、東南アジア→山崎が独占となる。てくてくは目の前のデパートをかわす。
　３人が買っているインド株、てくてく／２８８株、山崎／１９８株、じー／２１３株となっている。さらにじーは４０株を買い足し、２５３株とする。
　てくてくはクラブから銀行へ向かわず、ダイヤ方向に進路を取る。そしてついにインドにＭＡＸ増資。これには全員驚いた。
 

　この時点でみんなの総資産はこちら。
 

　なんと、この増資１発で２００００Ｇオーバーを果たした人が２人も現れた。そしてエジプト以外は３軒以上のエリアという、まさしくクライマックスという状況になってきた。

　この状況下、いきなり３位転落という憂き目をみたきっどん、３／４／５／８が出れば増資できたのだが、出たのは「６」でチャンスカードへ。しかしここで「６３」を引く。２０３株持ちの中国が上がり、＋１４２１Ｇの収入。３位が見えてきた山崎。しかしここでじーが「気まぐれ」で作ったデパートへ痛恨の振り込み。これによりじーは＋１３１２Ｇの収入、これは大きい。この時、１０株売りを行ったため、てくてくは２００００Ｇの大台から転落。
　ここでトップに立ったじー、現在の資産は２１１３１Ｇ。そして今いるところは…銀行でした。（爆）出た目は「８」。ここからクラブを回って銀行を目指す。（他は高いんだよね。＾＾；）
　インドは５０株を残して全て売却。（筆者注。この試合、私は１６回の「１０株売り」を行ったが、マトモなのはこの２回だけです。）２〜４が出れば増資が出来るきっどん、しかし「８」。銀行へ行き、中国株を購入。（計２２４株）
　「６」以上が出たら優勝が確定するじー、順位が変わらないことを確認して、インドを１０株売りしておく。（笑）
　しかし出た目は「５」。文字通りあと一歩というところでゴールが出来ない。
　じーまで約２３００Ｇ差のてくてく、ここで「６」か「８」が出れば、増資することができ、じーを逆転する。確率は２５％！！運命のサイコロ…
ピロピロピロ…

「２」

　これで「アトリエルーブル」にハマり、１４３３Ｇの振り込みで３位転落。
　そして大チャンスがやってきたのはきっどん。今の振り込みを受けて、じーとの差は約２１００Ｇ差。約２２０株を持っていて、１０株売りがほとんどなし。チャンカ「６３」の影響下にあるので、増資すれば逆転は間違いない。今は銀行にいるので、「３」〜「８」の目が出れば増資が出来る。確率は７５％！！祈りながら投げたダイスは…
ピロピロピロ…

「１」

　逆転、ならず。そして銀行の１歩前にいたじーはそのまま優勝した。試合時間は約２時間２０分。
 

ＧＦじーの感想と考察
　じーは…なんで優勝したのだろう？（爆）オーストラリアやドイツは１０株売りの連続で、明らかに手詰まりだったのに。最大の勝因はインドの相乗りに成功したことでしょう。途中からドイツを捨てての作戦でした。あとはチャンスカード。序盤の「７０」、中盤の「３６」、終盤の「６７」と、いずれも有効活用できたことがこの結果に繋がったようです。でも明らかに序盤の１０株売りは、自分で言うのもなんだがやりすぎです。パソコンの前のみんなはマネしないでね。（笑）
　きっどんは実に惜しい２位でした。誤算はインドと東南アジアの交換と、途中から全くといって良いほど自分の店に止まれず、増資ができなかったことの２点を挙げています。序盤〜中盤までは理想的な展開だっただけに、悔しい敗戦でしょう。ただ１つ疑問手を挙げるならば、終盤に中近東株を３０枚買った場面。中国を増資すれば勝利という状況だったので、買うとすれば中国か、もしくはインドの相乗り、どちらかだと思うのですが…。インドはその時点でてくてく１９８株、山崎とじーが１００株を超える程度所持していましたので、限度いっぱいまで買って１０株売りを行っても良い場面。（ちなみにその時は７０枚弱だけ購入でき、予め他の株を売っていれば７０株買うこともできました。）
　てくてくも惜しい３位であったといえましょう。見せ場はインドのインサイダーの場面。まさか２００００Ｇを突破するとは…。しかしこの結果には驚いたようで、てくてく自身は＋３５００Ｇ位だと思っていたようです。そう思っていたからこそ、インドではなくダイヤ方面に進んだのでしょう。しかしその前に山崎が１２１Ｇの増資をして、株価が３Ｇ上がっていました。（取引前のできごと）普通なら株価は１Ｇアップか、良くても２Ｇまでしか上がらないはずで、もしこのことを覚えていれば…。そして疑問手はきっどんと同じように、終盤中近東株を買った場面。ここは中近東に相乗りするよりも、インド株を購入する場面だったでしょう。それとも何か狙いがあったんでしょうか…？
　やまさきは本人も認めているように、インドの５倍買いが早すぎたこと。しかしインドが高くなったら勝負がほぼ決まってしまうだけに仕方のないことかも知れないけれど、それでも早過ぎるという印象を受けました。あとはチャンスカード「３３」を引いて、資金に余裕ができたときから、お店の購入が思うようにできなかったこと。特に東南アジアをてくてくに押さえられ（しかも２軒共）、３軒エリアが途中までインドしかなかったのが痛い。エジプトも最高額の店がやはりてくてくに押さえられてしまった。最初は資金に余裕があったのですが、てくてくときっどんの２人がスリーセブンを出すと、５倍買いのせいもあって４位に居続けました。資産を増やす手段がサラリーと相乗りだけというのは、実力者であっても辛い展開といえるでしょう。
 

全員の株買い記録。カッコの中の数字は１０株売りの回数です。（苦笑）

てくてく	きっどん	やまさき	じー
エジプト×１０		ドイツ×９９
エジプト×１０			エジプト×４０（３）
	中国×９９	インド×９９
ロシア×７４	（中近東３軒）		中近東×９９（３）
ドイツ×２７（２）
中近東×２７	中国×９９	東南アジア×６１	インド×３３（２）
東南アジア×９９			オーストラリア×８０
東南アジア×４７（１）			東南アジア×５３ （２）
			（ドイツ３軒）
		ドイツ×９９	インド×４０（２）
（ロシア３軒）	フランス×９９
ロシア×９９ （サラリー増資）			ロシア×２６（２）
		インド×１３	（オーストラリア３軒）
			オーストラリア×９９
オーストラリア×３４ （２）	オーストラリア×９９ （５）		オーストラリア×６６
インド×９９		オーストラリア×９４ （２）
オーストラリア×７９ （２）
			ドイツ×９９
	ドイツ×９９（５）		ドイツ×７０
		東南アジア×５７ （チャンカ３６増資）
インド×９９	（中国３軒）	（ドイツ１０株売り×４）
インド×７６	フランス×１０		ドイツ×３０
ドイツ×３７（２）		インド×９７
インド×２３			（↓チャンカ６７） インド×９９
中近東×９９	中近東×３０
		インド×９４（１）	インド×９９
	（中国独占）
	中国×２１

 

つかＣの感想・考察
　何だか濃い考察が書かれていて、書くことがない（笑）。ＧＦじーさん、どうもー。ということで、総括的印象。今回も「スリーセブンは敗戦の切符」の格言（？）は破られなかった。２人もいたのに、何故だろう．．．
　ペペ（１０株売り）が多い試合だったとは聞いていたけど、これほどとは．．．　具体的な回数を示されると印象が違う。しかしインドという大事なポイントにペペが入っていなかったため、このような試合経過。中盤までここの覇権争いが激しかったためだろう。やはりチャンス６４は大事にしないといけないねぇ。
　てくてくは、やはり序盤から細かい株価変動率上げがあったようだ。渋いねぇ。エジプト株を１０株だけにしたのは、大量に買って大量に売ると資産は儲かるが、上がって・下がってなので株価変動率が大きくならないため、売らずに済むように現金を温存する策だろう。しかしそうやって頑張っている先からＧＦじーが落としていく（笑）。可哀想だなぁ。終盤、中近東の株を買ったのは、ｋｉｄｄとトップ争いで、中国の次のｋｉｄｄの増資エリアがここだと踏んだからか。
　山崎は、５倍買いが多かったことも響いたのだろうが、インドが上げられなかったことが敗因になりそう。てくてくの相乗り株の量が尋常でないし、仕方ないか。しかしこれで早めの５倍買いが生きなかったし、残念な気もする。あとは振り込み過ぎかな。
　ｋｉｄｄは、「増資できない病」にかかったかな。いたストには「サラリーもらえない病」、「店が買えない病」、「高額店舗止まり病」など、いろいろな「病気」（笑）があるけど、これが一番厄介な病気なんですよね。これにかかると、惜しいところでわずかに届かず負けるという、フラストレーションのたまる試合が多くなるから(^^;　他は比較的諦めがつくけど、勝てそうで勝てない、というのはねぇ。