試合経過
　ファーストダイスは全員が店を買う。うりれろとスピーディがガルウイングを持つ。

　まずてくてくがアンカーラインに２軒。続いてエスケープボートも２軒。しかしこれで流動資産が早くも底をつく。
　次に２軒を持ったのはスピーディ。テイルブロック。そしてチャンス「７５」。しかし高い店が残っていたため見送り、代わりにおーすみが２軒にしていたフロントエリアをブロック。そして自力でフリー３軒。ここはてくてくが事前に止まっていたが、流動資産不足でブロックできなかった。
　続いてうりれろもチムニーロードを２軒、フリー３軒と立て続けにゲット。するとおーすみもフロントエリアを３軒。チムニーロードの残りの店はスピーディがブロック。

　なんとここで早くも独占が入る。スピーディがブロックしていたフロントエリアの９０Ｇの店をおーすみが５倍買い。まだマークは２つしか取っていない。

　初サラリーはてくてくが１番手。しかし直前にアンカーラインを自主競売に出すという辛い展開。
　独占はしたものの流動資産不足になったおーすみは自主競売。てくてくが落としシーサイドデッキを２軒。おーすみは次のターンにチャンス「０３」を引くが、タイミングが悪く役に立たず。次のチャンス「３１」でチムニーロードがアップ。上げてもらった格好のうりれろは逆にチャンス「４２」をフロントエリアに当てる。おーすみのチャンス「７３」も流動資産不足で効果なし。

　てくてくはエスケープボートに先制増資をしてから３軒目をゲット。続けてシーサイドデッキもフリー３軒。スピーディはハート獲得の２度目のチャレンジも失敗。３軒エリアが２つになったてくてくだったがチャンス「１３」。

　２番手サラリーは大きく遅れておーすみ。続いてうりれろ。うりれろはサラリー直後にガルウイングをフリー３軒。スピーディは危険を冒してハートを取りに行く。その甲斐あって無傷突破しサラリー。１周目が終了。しかし１周目にして全員が半独占エリアを持つという凄まじい展開。

　２周目の初っ端にてくてくがチャンス「７０」。そしてうりれろがガルウイングを独占。対抗してスピーディが８００Ｇほどの大きな増資。てくてく・おーすみがピンチになったが、両者とも１マス先に止まり回避。おーすみはテイルブロックの店をブロック。

　独占したうりれろだったが、チャンス「１４」を引きピンチになったため自主競売。スピーディが落としマリンプールをフリー３軒。ピンチを脱したかに思われたうりれろだったがチャンス「４５」でこの収入を失う。もう１度自主競売。落としたてくてくがセンターブリッジを２軒、おーすみと持ち持ち。
　ここまで大荒れの展開だがトップはてくてく。チャンス「６４」でシーサイドデッキをアップすると、続けてチャンス「３３」。追いかけたいおーすみがサラリー。続いて増資を仕掛けるが、チャンス「４２」が痛くあまり上がらず。スピーディがチャンス「７１」。そしてチャンス「６３」をテイルブロックに当てる。
　てくてくがシーサイドデッキに最大増資。こちらはチャンス「６４」が効いて１５Ｇアップ。このターンにうりれろがサラリー。さらにチムニーロードへの増資でさらに追い上げる。おーすみはこのピンチを回避。しかしてくてくはチャンス「１７」。同じく差を縮めたいスピーディはここでなんとスリーセブンをゲット。

　しかしトップは変わらずてくてく。サラリーで７０００Ｇを突破。そしてセンターブリッジを５倍買い。これで３軒。うりれろはチャンス「７４」。独占＋３軒エリアしか所持していないためにきつい選択になるが、先ほど増資した（株は撤収済み）店を売り１５００Ｇほどの収入。これで追いつく。追いつかれたてくてくはうりれろの列を止めてチャンス「７７」。

　先ほどスリーセブンを当てたスピーディはサラリー。続けてチャンス「６７」も引き、マリンプールの株をためる。しかしてくてくの増資が先。さらにセンターブリッジを５倍買い。１周目から考えると意外なところを最初に独占。

　離されたくないおーすみはサラリー増資。スピーディもインサイダー。トップに肉迫するが、てくてくがインサイダーで逃げる。うりれろはマリンプールを防御５倍買い。てくてくはさらにスロットで増資を当てる。もちろん行ない１００００Ｇを突破。
　先程防御５倍買いをしたうりれろはマリンプールを突破し、チムニーロードを３軒に復帰すると、防御５倍買いした店をスピーディに５倍で譲渡する取り引き。スピーディは応じ、マリンプールをフリー３軒に復帰させる。早速増資チャンスが訪れ、増資。そんな間もおーすみはこつこつと増資。しかし株数が伴わない。

　てくてくはセンターブリッジの増資を途中で切り上げ、２エリア目にエスケープボートを選択。さらにシーサイドデッキを独占すると、さっさとエスケープボートの増資を終了。この独占でピンチになったうりれろは回避するものの、サラリーはブロックされる。独占に対抗するようにスピーディもマリンプールを独占。
　この独占であおりを受けたのがおーすみ。エスケープボートとシーサイドデッキのゾーンにかかり５９５Ｇを振り込み。サラリーをブロックされたうりれろはチャンス「５３」でサラリー。９０００Ｇを突破するが、次のターンに「１」。６１５Ｇの振り込み。

　しかしもっと辛いのがおーすみ。うりれろのコンビニに３連続振り込みで店売り。この競売の結果スピーディがテイルブロックを独占。そのスピーディは連続増資。
　しかしトップは安泰のてくてく。３エリア目にシーサイドデッキを選択すると思った（少なくとも私は）が、うりれろが２００株ためていたガルウイングの９９株相乗りを選択。そのうりれろはすぐ連続インサイダー。１４０００Ｇを突破するが、１手早く相乗りできたてくてくも１６０００Ｇを突破。スピーディは追いつきたいが株が尽きていた。

　うりれろはてくてくが休日に入った隙に株買い。休日につけ込まれたてくてくはガルウイングに１ペペを入れた後にシーサイドデッキを株買い・３連続増資。これで２００００Ｇを突破し、株を撤収。しかしこの撤収が最後にもつれを呼ぶことに。

　８０００Ｇの差をつけられ、トップがほぼ取れなくなった（かに見えた）うりれろはそれでも増資。また、最下位がほぼ確定したおーすみは自分から１８５６Ｇを振り込みに行く。さらに５倍買い後にその店を競売に出すという、破産狙いモードへ。
　優勝目前のてくてくは増資チャンスが何度かあったものの株がなくてできず、しかも出目が小さくゴールできない。その間にうりれろがチムニーロードに増資。さらにスピーディがチャンス「２８」。このマハラジャは１９９７Ｇをうりれろに振り込み。
　振り込んでもらって２００００Ｇを突破したうりれろはさらにチムニーロードに増資し、買い物料１９４２Ｇの店を作り出す。銀行１歩前にいる（まさにあと一歩／笑）てくてくとの差は４０００Ｇちょっと。チムニーロードを通過中だったスピーディ、登場したマハラジャの出目によっては逆転もあり得る状況に。
　しかし頼みの両者は共に振り込んでくれず順位が確定。てくてくが結局６マスを３ターンかけて進み優勝。
　試合時間は１時間３０分ほど、リミットギリギリで終了した。
 

つかＣの感想・考察
　てくてくは、１周目で３軒エリアが２つ、さらにセンターブリッジを獲得し、中盤からは安全ルートが形成された。最後はうりれろのインサイダーを押さえ込んで磐石の展開。やはりセンターブリッジを押さえると強い。本人も負ける気がしなかった、とコメントしている。これで負けたら逆に問題だろう。しかし最後に株を撤収したことによって紛れたとも見られる。増資余りもまだあり、相乗り株はなくペペられる心配はなかったのだから、保持していても良かったかも。いや、撤収したために本来は２位だった試合である。勝ちを拾った、というのが、言い方は悪いが正当か。
　うりれろは、中盤までは店および流動資産のやりくりがきつかったが、チャンス７４の売却から流れが上向いた。そこから株がたまり出し、最後は逆転も見えたのだが、あと一押しできなかった。実際には、チャンス７７を「奪われた」時点で勝負あったのかもしれない。これを取っていたら勝てたか、と言われると自信はないが、少なくとも接戦にはなったはず。
　スピーディは、やはりこういう展開では銀行から遠いエリアを取ると不利になる、という典型的パターン。チャンス６３で上がったエリアがマリンプールでなく、テイルブロックだったことが痛かったか。他の３人と同じく、序盤の流動資産がきつきつで、いただきも少なかった。そのせいか、スリーセブンを当てても楽にならなかった。正確には、「スリーセブンを当てた後も展開が変わらなかった」なのだが、スリーセブンだけでいただきをまかなうことはできなかった、ということだろう。しかしスリーセブンを当てると勝てないのは何故だろう．．．
　おーすみは、１周目（もっと言うと半周の段階で）から独占エリアがあってこのいただきははっきり言って尋常ではない。少なすぎ。１周目に独占エリアを作り、中盤までは比較的普通に進んでいたが、独占した場所が良くなく、買い物料がほとんど入らなかった結果である。いただきが少なかったのが祟り、増資に無理が生じ、最後に資金ショート。こういう時は増資を抑え気味にしても良かったのでは。しかし最後は破産モードに入って欲しくなかった、というのが私の感想。是非最後まできっちりと戦って欲しかった．．．　戦略と言われればそれまでだし、事情は分かるけど、意図的な自爆は他の人に失礼だと思う。特に今回はこの自爆で順位が確定したようなものだから。

おまけの検証：おーすみが破産モードに入ってなかったら
　書くべきかどうか悩んだけど、やはり書かせてもらいます。
　最後のうりれろの追い上げ場面ですが、もしおーすみが破産モードに入らず、同じ出目で通常のルート（高い店を回避するように）を通っていたら、と仮定して道順を辿ってみました。すると、うりれろへの振り込みが集中して逆転していました。この事実は、うりれろが勝てるはずの試合を落としたことを示しています．．．　いや、実際に通常のルートを通ったら出目は変わっていただろうし、戦略も違ってくるはずだから何とも言えないですが。