試合経過
　ファーストダイス。やしきはオーストラリア、石神井は中近東、スピーディはエジプト。こばんだけが店を買えず。スピーディは続けて２軒をゲットする。
　次の２軒所持者は石神井。フランスを持つ。すぐさまこばんがブロック。やしきもロシアを２軒。こちらは石神井がブロック。

　そして早くも３軒エリアができる。スピーディはチャンス「２０→０３」のコンボでエジプトをフリー３軒。残りは少ししてこばんがブロック。

　初サラリーはやしき。当然のようにエジプトに先乗り。
　２番手でサラリー目前だった石神井は、直前に１８２Ｇを振り込み、１Ｇ足りず店売り。これを落としたこばんがドイツを２軒。しかし２番手サラリーは確保。
　続いて３番手でスピーディがサラリー。
　そしてこばんが最後にサラリーして１周目終了。こばんはエジプトに相乗り。

　石神井がエジプトに相乗りし、全員が乗っている状態になったのを見たスピーディは早々に逃げる。

　しばらく何も起きずに進み、やしきがサラリー。東南アジアにサラリー増資。そこへこばんが一発で１７２Ｇを振り込み。現金を得たやしきがエジプトを５倍買い。振り込んだこばんはどこでもカードを使ってサラリー。次のターンにドイツに増資。

　スピーディがサラリー。しかしエジプトはすでに６ペペを食らっていてひどい状態。

　またしばらく平穏に進み、やしきが東南アジアに増資した直後、石神井がサラリー。これで２周目終了。石神井がやや出遅れ気味で、他の３人は大体横一線。ここまで全員が行動を起こせないでいる。

　こばんがチャンス「７５」。ドイツ３軒目もあったが高すぎるので手を出さず、インドを２軒。石神井も中近東を２軒。
　やしきはチャンス「３３」。東南アジアの店を売り１２００Ｇほどの収入。その後サラリー。エジプトに相乗りするが、スピーディは速攻逃げ。

　先程のチャンスカードを見送った格好のこばん、ドイツ自力３軒のチャンスも見送る。

　しばらく静かに進んだが、局面を打破すべく、まず石神井が動く。中国（３軒・こばん）と中近東（石神井・３軒）の等価交換を申し出る。こばんはこれに応じる。その後こばん・石神井共にサラリー。共に自分のエリアから株を買うが、スピーディが中国を５倍買い。手詰まりなやしきは中近東に相乗り。

　スピーディはサラリー３歩前でチャンス「７０」。しかもこばんがチャンス「３２」で中国をアップ。それでもめげずに（？）エジプトのこばんの店を５倍買いして３軒に復帰。

　先制増資はここまで最下位だった石神井。これで３位浮上。相乗りしていたやしきが７０００Ｇを突破。そのやしきは中国に３ペペを食らわせ、チャンス「０７」。ペペられた側のこばんはサラリーをもらい７０００Ｇ突破。そして中国を５倍買いして３軒に復帰。
　３軒に復帰させたこばんは早速インサイダー。トップを奪い返すが、やしきがサラリーで再びトップ。そのやしきは中国の相乗り株を増やし、手を封じる。

　最下位に落ちていたスピーディもサラリー。やしきは中近東を５倍買い。手を封じられたこばんはチャンス「６３」で上がったばかりのドイツに乗り換え、５倍買いを仕掛け３軒に。５倍買いされたスピーディは７０００Ｇを突破。
　そのスピーディはエジプトを２７９株までためる。やしきはインドを５倍買いして２軒。スピーディはオーストラリアを５倍買いして３軒。石神井はフランスに連続増資し、４人がほぼ横一線になる。

　トップはやしきだが、自分のエリアがなく相乗り・防御の戦略。オーストラリアを５倍買いして崩す。石神井はサラリーで一時トップに立つ。しかしこちらも手詰まり。

　スピーディがインサイダー。相乗りしていたやしきと共に９０００Ｇを突破。さらにエジプトを５倍買いして独占。ピンチになったのはこばん。しかし回避。やしきはロシアを５倍買いして念願の３軒エリア。３軒エリアを手に入れられない石神井はエジプトに相乗りすると速攻ペペ。そして中近東を５倍買いして３軒に復帰。
　ペペられたスピーディはサラリー。それでもエジプトしかないので頑張る。こばんもサラリーで１１０００Ｇを突破。

　スピーディは増資。しかし増資したそばからペペられて儲けにならない（笑）。やしきは中国を５倍買い。こばんは手を失う。
　スピーディはそれでも増資。しかし最大増資で上昇幅は７Ｇのみ。しかもさらにペペられる。

　やしきはサラリー。スピーディはさらに増資するが、最大で５Ｇしか上がらず、諦めの撤収。やしきはチャンス「１３」を引く。
　撤収したスピーディはチャンス「５８」を引き東南アジアを５倍買い。第２エリアを作る。

　石神井が中近東５倍買いのチャンスを捨て、チャンス「２８」を引く。大事な時に登場したマハラジャは１５８４Ｇをスピーディに振り込む。やしきは東南アジアに先乗りして防御を計る。こばんは中国を３軒に戻しマハラジャを待つ。さらに東南アジアも５倍買い。

　マハラジャは中国を通過。やしきは徹底してスピーディをマーク。さらにインドを５倍買い。これをみた石神井はインドに先乗り。
　マハラジャはさらにスペードを通過するが、結局大きい振り込みは１回だけで帰る。こばんは中国を５倍買いして独占するが、やしきはチャンス「７１」を引く。

　石神井・スピーディがサラリー。スピーディはオーストラリアを５倍買い。そしてそれを見たやしきが高等戦術を放つ。
　５倍買いされた店と、自分が東南アジアに持っている店の交換を申し出る。スピーディは何故かこれに応じる。ともあれ東南アジアがスピーディの３軒エリアに。やしきは中国を無事突破。

　そのスピーディは早速東南アジアにインサイダー。同株数の相乗りになっているやしきも思惑通り儲け。やしきは続いて中国に相乗り。石神井も東南アジアに相乗りに行くが１ターン遅れる。スピーディはさっさと撤収すると、チャンス「１７」。これで１８０００Ｇを突破。エジプトに増資してみるものの、株価アップは４Ｇ。どこでもカードを生かしたサラリー狙いしか道がなくなる。

　こばんがインサイダー。やしきはロシアの増資残り額を消す。スピーディは危険を冒してハートを取りに行くという勝負に出る。その前にエジプトに増資して２００００Ｇを突破。やしきも増資で抵抗を試みる。しかししかしスピーディは中国を無傷で突破して勝負あり。

　順位争いはこばんがインサイダーを仕掛けるが３位の石神井に届かず。やしきはこばんから７５２Ｇを振り込んでもらうものの、サラリー分までまかなう術がなく２位確定。石神井も増資余りがない。
　そしてスピーディがサラリーをもらって優勝。
　試合時間は２時間３０分ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　スピーディは、エジプトに対する「ペペ地獄」に非常に苦しんだ。「出る杭は打たれる」のことわざがぴったりな印象。自由度の高いマップでは特にそうだが、序盤にエリアが固まるとマークを受けることが必至。とはいえかなり凄惨だった。もう１エリアが手に入らなかったためだろうが、良く我慢したと思う。その我慢の甲斐あって最後にチャンス１７。これが決定打。もう１つの勝因は同族（マハラジャ）を味方に付けた（笑）ことだろう。
　やしきは、序盤にエリアが作れなかったことから相乗りで防御中心の戦略をとった。しかしギリギリのタイミングでロシアが手に入って、いつ攻めに転じるかと思いながら見ていたが、結局最後までこの戦略で押し通した。インド狙いに失敗したからでもあるのだろうが、ここはロシアでスピード勝負に持ち込んでも良かったかも。
　石神井は、序盤に出遅れたものの、予想以上のスローペースで追いついたという雰囲気。しかし出遅れから来る店の少なさが祟り、エリアに恵まれなかった。終始不利な展開で、５倍買いも遅れ気味だったか。結果的には５倍買いよりもチャンスカードを選んだ場面が敗着か。ポイントとして挙げられるは終盤。やしきのロシアと中近東とで交換取引を持ちかけてみても良かったのではないだろうか。
　こばんは、順調に増資してきて中盤までは好位置をキープしていたが、マハラジャが登場した辺りで息切れしたか。中国が独占できていた時間が短かった。中国の店の値段分布は武器にも弱点にもなる。最初のドイツの自力３軒チャンスを買っていたらどうだっただろう。出目が変わる可能性もあるので単純には言えないが、ドイツを独占できていた。独占でなくても高い店がある３軒とない３軒では違いは大きい。