ここでは、ある対戦を実際に動かして、自動で経過を再現してくれるアプリケーション「対戦リプレイアプリケーション」について解説します。

アプリケーションの概要
　私が現在考えている、対戦リプレイアプリケーションの概要をここに示します。

　テキストファイルを読み込み、そのデータに応じて、プレイヤーを実際に動かし、対戦の経過・結果を再現してくれるアプリケーション。ダウンロードしてからオフラインで動かす。Mac版とWindows版を別々に作る。アプリケーションには、全てのマップのマスの配置、お店の初期価格が登録されている。いたストＧＫの通常モード、破産人数・目標金額は初期値にのみ対応。空き地・シャッフルモードには対応しない。

　いたスト１に対応していないのは株価計算式などが分からないために正確なリプレイができないためで、いたスト２に対応しないのは細かい処理の違いが多すぎるためです。空き地・シャッフルに対応しないのは、配置のランダムさを再現することができないからで（データファイルを別作成するなどで対応できる気はしますが）、「破産人数・目標金額は初期値のみ」としたのは、こうしないとデータとするテキストファイルの容量が大きくなり過ぎる可能性が高いからです（HyperCardで作ろうとすると、どうしても３０Ｋバイトまでにしなければいけないので．．．）。

実際にアプリケーションを作る
　対戦リプレイアプリケーションは「本体」と「データ」に分かれます。実際にリプレイする時は、最初の１回目だけはアプリケーションとデータをダウンロードし、２回目からはデータのみをダウンロードすれば良いようになっています。

「本体」
　実際にプレイヤーを動かしたり、資産やマップの推移を再現します。各種計算式、お店のデータなどはこちらにあります。

「データ」
　プレイヤーがどの様に動いたか、また、チャンスカードを引いた時の効果などが書かれているテキストファイルです。一定の書式で書かれています。

　アプリケーション本体を作る時のデータ形式などの注意点はこちらに、データの書式はこちらに掲載してします。