カジノは、一度に儲かる金額は少ないですが、それでも戦いの流れを変える事はできるので、おろそかにできないイベントです。そこで、これらの戦略について解説します。
　なお、いたスト２・ＧＫ（カジノを「全て」に設定している場合）では、カジノタウン以外のカジノは、必ず１回おきに「スロット」になり、残りは他のカジノが等確率で選ばれます。これはいたスト２でも同様ですが、いたスト３でカジノを「全て」か「ラッキーパネルなし」に設定している場合だけは違い、このスロットと違うカジノの変化が全てのカジノマスで共有されます。つまり、カジノマスが複数あるストリートで、片方でスロットをプレイすると、次に違うカジノマスに止まった時は必ず他のカジノがプレイされ、もう一度先のカジノマスに止まるとスロットになるのです。これはカジノタウンでも同様です。

１．ビンゴ（いたスト２・ＧＫ）
　ビンゴは、カジノに入った人が親となりセンターフリーの権利を得ます。そして、一番最初にビンゴした人が（ビンゴまでにかかった個数）×（親がサラリーをもらった回数＋６）Ｇの賞金を得られます。ダブルビンゴなら２倍、トリプルなら４倍、４列同時なら８倍になります。
　攻略法ですが、選ばれる数字は完全なランダムなので、自分から入って親になるくらいしか攻略法はありません（爆）。実際には、親になったとしても１つ分のアドバンテージしか得られないので、ほとんど運任せだと思って、儲かったらラッキー、という気持ちでいるのが良いでしょう。ビンゴしてもあまり多くの賞金はもらえませんし．．．　時間はかかるので、良い息抜き時間にしましょう（笑）。

２．ルーレット（いたスト１・２・ＧＫ）
　いたスト２・ＧＫのルーレットは、カジノに入った人が親となり、１０×（親がサラリーをもらった回数＋５）Ｇを掛け金とし、これ以上の現金を持っている人全てが強制的に参加します。そして、赤or黒、偶数or奇数を当てられると掛け金の２倍、１〜４or５〜８or９〜１２を当てられると３倍、０〜１２を当てられると８倍の現金が親からもらえ、赤or黒or緑のクラウンを当てられるとどこでもカードが銀行からもらえます。
　いたスト１のルーレットは掛け金が違う条件で決められます。また、クラウンに賭けられなくなり、０〜１２を当てた時の収入が６倍に落ちます。
　攻略法は、子の場合、よほど資産を減らしたくない時以外は、数字関連に賭けるよりもどこでもカードを狙った方が良いでしょう。数字関連は、期待値で見るとどれに賭けても損をするようになっています（例えば、赤に賭けて当たると２倍ですが、当たる確率は２分の１以下なので、何百回と賭けると損をするでしょう）。いたスト１の場合は数字に賭けるしかありませんが、一番期待値が高く、当てた時の儲けがある１〜４or５〜８or９〜１２を狙うのが良さそうです。逆にこの事から、親になると多少の儲けが期待できます。あまり大きい額になるとは言えませんが．．．

３．スロット（いたスト２・ＧＫ・３）
　一番多くプレイするであろうカジノです。いたスト３は参加条件はありませんが、いたスト２・ＧＫのスロットは、５０Ｇ以上の現金を持っている時のみ参加します。カジノに入った人のみが参加し、左のドラムを自分で止めます。その後は自動で止まり、横３列、または２本の斜めのラインにワープマークが３つ揃えばどこでもワープでき、どこでもカードマークが揃えばどこでもカードがもらえ、増資マークが揃えば増資ができます。チェリーは左から１つ並ぶと５０Ｇ、２つ並ぶと１００Ｇ、３つ並ぶと２００Ｇもらえ、「７」が３つ揃うと１０００Ｇが手に入ります。いたスト３のみに登場する株マークは、３つ揃うとその時点で一番株価が高い（複数ある場合はエリアの並び順が一番上のエリア）株を１０株もらえます。なお、ワープと増資が同時に揃うとワープの効果のみが得られ、増資は無駄になるという現象が生じる事があります。
　スロットのドラムは、チ＝チェリー、ど＝どこでもカード、増＝増資、ワ＝ワープ、株＝高い株１０株、７＝ラッキー７として、このようになっています。左・中・右で絵柄の数が違っています。いたスト２でのドラムの並びは、右のドラムがちょうど逆に並ぶ以外は同じです。

　いたスト２・ＧＫ

　いたスト３

　いたスト２・ＧＫの時の攻略法は、目押しができるかどうかが全てです（攻略になってない．．．）。左ドラムで確実にチェリーを当てれば損はしません。「７」の２つ上のチェリーで狙いましょう。「７」を下の段に止められるのが理想です。なお、単純計算で、左ドラムを適当に止めたとすると「７」が揃う確率は約１２０分の１、「７」を下の段に止めると約１７分の１です。いたスト３の場合は損はしないので、是非チェリーよりも役ものを狙いたいところです。その都度一番欲しい役が左上・左下のどちらかに来るように目押しできればベスト。回転が早く難しいですが、「７」を利用すると目押ししやすいでしょうか。

４．ダブルアップスクラッチ（いたストＧＫ）
　ダブルアップスクラッチは、カジノに入った人のみが参加し、１段につき１か所選びます。スカまたはマイナスカードを引くと終了で、それまでに手に入れたパネルの中身は没収されます。めでたく３枚連続で成功するか、途中でやめると、そこまでに引いたものをそのままもらえます。
　ダブルアップスクラッチのパネルの内容は下の通りです。当たりパネルは、リストの中から等確率で２枚選ばれ、同じ当たりパネルは違う段に同時に出てくる事はありません。

段数	はずれパネル	当たりパネル（合計２枚）	合計
１段目	スカ１枚	＋１０Ｇ、お店価格１％アップ、株配当１％	３枚
２段目	スカ２枚	方向転換、＋１００Ｇ、店価格１％アップ、株配当１％	４枚
３段目	スカ１枚、休日１枚、−５０Ｇ１枚	方向転換、＋１００Ｇ、どこでもカード、高い株１０株	５枚

　攻略法ですが、２枚目までは大したカードもなく、マイナスカードを引く確率も３回成功する確率も同じ１５分の２なので、儲かったらラッキー、くらいの気持ちで全部狙っていきましょう。

５．ラッキーパネル（いたスト２・ＧＫ・３）
　一番儲けやすく、重要なカジノです。ラッキーパネルは全員参加のカジノで、カジノに入った人が親となって、順にパネルを引いていきます。２枚引いた結果、同じ絵柄ならばパネルの内容を得られ、そうでなければ次の人に順番が移ります。２枚入っているマイナスカードは、１枚引くと効果を発揮し、次の人に順番が移ります。全部のパネルが開かれるか、順番が２巡すると終了です。
　ラッキーパネルは、スタート時のパネル表示の時に出てくる順番でパネルの中身が分かります。その中身は以下の通りです。いたスト２・ＧＫ・３で共通です。

　効果は基本的に全シリーズ共通ですが、「お店価格１％アップ」のみ少し違い、いたスト３では「お店価格１％分増資される」という効果になります。つまり、これを引くと増資余りが少し減る事になります。これは空き地の特殊建物でも効果を発揮するので、お店価格２０２Ｇのヘリポートができる、という事になります（遊園地でこれを起こすと、買い物料も次の段階になるという現象があるようだが未確認）。
　お薦めは「高い株１０枚」と「どこでもカード」、場合によっては「方向転換」でしょうか。最低でもマイナスカード２枚と「＋５０Ｇ」は覚えられるようにしましょう。この技は、対ＡＩキャラ戦ではどんどん使いましょう。しかしかなり不公平（当然、親が非常に有利になります）なので、対人戦では、あらかじめ設定で出ないようにするか、全員が画面を見ないようにするなどして、使わないようにした方が良いでしょう。そこで、攻略法を、パネルの順番を全く見ていないものとして解説します。
　もちろん、全て取ってしまう事を目標とするべきですが、実際はそううまくいきません。そこで、自分が損をしないため、相手に得をさせないために、わざと間違えるという事も１つの作戦です。具体的には、序盤では「−３０Ｇ」を引かないために、中・終盤では相手に「高い株１０株」（と、場合によっては「方向転換」）を取らせないために使います。この作戦は、使うのならば２巡目にするべきです。
　序盤でこの作戦を使うのは、残ったカードの中に「高い株１０株」と「どこでもカード」がすでになく、「−３０Ｇ」が残っているときです。「高い株１０株」以外の全てのカードを引いても、「−３０Ｇ」を引いてしまうと直接的（総資産的）な儲けがほぼ全てなくなってしまうからです。中・終盤で相手に「高い株１０株」を引かれると、その株を相乗りに使われたり、すぐに売られて株価が下がることになります。そうでなくても、相手にかなりの余裕資産を与えることになります。特に、自分が僅差のトップで、自分が持っているエリアの株価が一番高い時は、絶対に引かせないようにしたいところです。また、この作戦は、自分の高いお店の少し手前に相手がいる時に、「方向転換」を引かれて逃げられないようにする事にも応用できます。
　ただ、この作戦は消極的になりがちで（自分の番をパスする事になりますから当然です）、儲けをみすみす逃してしまう事になりかねない（後で相手が偶然引き当てるという事もあり得ます。そうするとこの作戦は無意味になります）ので、あまり使い過ぎるのは避けた方が良いと思います。良いカードが一枚も出ていないならともかく、１枚出ているなら、１枚目だけは偶然を狙って引いた方が、たいていは良い結果が出ます。自分が取ってしまえば、相手に取られる事もありませんから。
　なお、休日カードは、自分の引き順が親の次の場合は恐くありません。すぐに次の順番が来て解除されるからです。親の時に引くと長い間休日が続くので、中盤以降には引きたくないカードです。

６．ナンバー９（いたスト３）
　ナンバー９は、カジノに入った人のみが参加し、９ヶ所あるスクラッチ部分のうち３ケ所を削り、出た数字の合計によっていろいろな特典を得る事ができます。数字は１〜９か１つずつ用意されており、同じ数字が出る事はありません。数字の合計による特典は次の通りです。ゲームの説明と実際の効果は違います。一応注意しておいた方が良さそうです。

　攻略法は全くありません（爆）。数字の並びは完全なランダムで、結果は運次第だからです。しかし多かれ少なかれ、自分だけが絶対に得をする上、チャンス７７が登場しないストリートでもカジノの効果で全エリアの株を５株ずつもらえる可能性があり、影響は大きいカジノです。また、一番多く登場する１０〜１７でもらえる株がエリア並び一番上と固定されている点が意外に重要になるかもしれません。エリア並び一番上のエリアはほとんどのストリートで、銀行周りのエリアです。配当による副収入が期待できそうです。

７．ハイ＆ロー（いたスト３）
　ハイ＆ローは、カジノに入った人のみが参加し、１枚めくられたトランプのカードの次のカードが、めくられたカードより大きいか小さいかを当てます。１回当てると１０Ｇもらえますが、そのボーナスを次のゲームに賭けて続けてチャレンジする事もできます。チャレンジに成功すると掛け金は２倍になっていき、最終的には１２８０Ｇまでボーナスが膨らむ可能性があります。しかしチャレンジに失敗すると掛け金は全て没収。ボーナスはなくなります。
　攻略法は、基本的に数字の高低の確率を計算できるかがポイントです。トランプのカードは１〜１３まであり、真ん中の数字は７です。７よりも今のカードが高い場合は次のカードは低く、逆の場合は高くなる可能性の方が大きいです。しかしそこまでで出たカードによっては確率が少し違ってきます。ある程度は出たカードを覚えておいた方が良いでしょう。しかし、このトランプの配置は極端になる事もかなり多いです。２の後に１が出る事もしょっちゅうです。この極端な配置になるタイミングを見切らなければならない事も１・２度はあります。そして、止めるタイミングですが、よほど僅差の試合で、決まった以上の収入が必要である、という場面でない限り全て続行です。５回成功しても１６０Ｇしか入りません。没収されても損はしないので、強気で攻めましょう。

８．わくわくロープ（いたスト３）
　わくわくロープは全員参加です。５本のぶら下がったロープのうちから１つを選び、引いた先にある賞品をゲットできるというものです。入手できる賞品と効果は次の通りです。

　このカジノの注意点を列挙します。
　・同じ賞品は同じプレイ中には出ない
　・幸せのベルト・靴・帽子は効果が重複する（１歩でもらえる現金が増える）
　・無料買物券は使用タイミングを選べず、休日の店に止まっても使ってしまう
　・「店」の効果では空き地をもらう事はできず、もらえる店がない時は「スカ」になる
　　（＝空き地モードを「１００％」でプレイしている時は必ず「スカ」）
　・「スカ」は同じプレイ中で１つしか出ない

　攻略法はやっぱりありません（爆）。賞品の引きはランダムだからです。やはりこれによって直接的に損をする事はないので、軽い気持ちで臨みましょう。しかし、独占にリーチがかかっているエリアで、残っている店が一番安い店だった時は要注意。独占リーチをかけている人が「店」を引くと独占になってしまう可能性が高い為です。そういう事態でなくても、お店が１つただでもらえるのは非常に有効です。ぜひとも引きたいところです。