試合経過（しまりんさん執筆）
　最初に、エリア説明。
　今回、エリアの書き方で「スロット（右４）」のように後ろに変な記号を入れて書きます。これは縦エリアに対して「銀行から右に順調にあみだのように行った時の４エリア目であるスロットエリア」の意味で、対応としては次のようになります。

　　　　右１→ビッグジョー　　　　右２→ロイヤルストレート（５軒）
　　　　右３→ビンゴ　　　　　　　右４→スロット
　　　　左１→マイダウンタウン　　左２→二アーリゾート（５軒）
　　　　左３→ラッキーパネル　　　左４→ルーレット

　また横エリアですが銀行横のエリアを「銀横」と休日横のエリアを「休横」と書くことにします。
　要するに対応は

　　　　銀横→デザートホテル　　　休横→ドリームホテル

　です。これによって「読みづらい」などの感想がありましたらしまりんまでよろしくお願いします。（もちろん分かりやすいでもＯＫです（笑）、でも来ないだろうなあ（苦笑））

○　前半戦（〜５４ターン）
　順番通りに行くと、まずしょっぱなはＦｕｆｕｆｕ。３を出して順調に右へ。次はしまりん。５を出してやはり右へ。深い意味は無かったのだがＦｕｆｕｆｕを邪魔する展開に。３番手はチリ。２を出して泣く泣くチャンスカードと思いきやなんと７７番。いきなり５００Ｇ以上も２以下を引き離す。トリのてくてくは６を出して左へ。
　この右回りはＦｕｆｕｆｕとしまりん、左回りはチリとてくてくという構図は最後までほとんど変化はなかった。

　いきなりてくてくは休日を嫌って縦回りを決行。マイダウンタウン（左１）をフリーの２軒目にする。
　空き地を最初に取ったのはＦｕｆｕｆｕ。ロイヤルストレート（右２）に税務署を建て、そしてしまりんが即座にお客さんとなって１５０Ｇの振りこみ。この周回ではスロット（右４）の動物園でもＦｕｆｕｆｕが買ってしまりんがはまるというパターンを繰り返し、かなりの痛手。

　時間が前後するが、他の空き地はチリがヘリポートをスロットで幸運にもワープを当ててラッキーパネル（左３）に、続いて関所をルーレット（左４）にそれぞれ購入。また、しまりんがビンゴ（右３）に宿屋を建てる。

　１周目のサラリーをもらう際にチリに疑問手。銀行から４余っているところで特殊物件がもう他で建てられていて、流動資産が１０００Ｇを突破しているにもかかわらず、マイダウンタウン（左１）にコンビニを建てずに露店建設。主観だがここはマイダウンタウン（左１）を９９株買ってコンビニを建てて勝負のところだろう。てくてくの３軒ブロックにもなるし、これ以後の展開が随分と変わったのは疑う余地の無い所だったと思う。

　１周目資金ショートに陥ったのは、縦ルートを取ったてくてくと振りこみまくってるしまりん。てくてくは次の周回の流動資産のために店売りの心配が（チャンスカードを除いて）無いにもかかわらず自主競売。これをチリが競り落としドリームホテル（休横）２軒。対照的にしまりんは１０Ｇすら店売りであるのに果敢にサラリーを取りに行く。これが実を結び、店売りせずにサラリーをもらうが、余り目からのチャンスカードでビッグジョー（右１）の空き地に止まり、２軒目だったので悩みながらもサラリーの約７０％をはたいて仮設店舗を購入。
　これでようやく１周目終了。状況はこの通り↓（１３ターン目）

　（２５００Ｇ）チリ
　−（１００Ｇ）Ｆｕｆｕｆｕ
　−（１００Ｇ）てくてく
　−（７００Ｇ）しまりん

　しまりんがトップ集団に大きく遅れる滑りだし。

　２周目も全体的に資金ショートな模様。まずしまりんが前回の仮設店舗の支出により自主競売。これはロイヤルストレートの最高値の店だったため敬遠され銀行が落札。
　初めての増資はてくてく。マイダウンタウン（左１）にちまちまと増資をしていく。ここでしていた「必ず９株までしか売らない増資」は後半でも威力を発揮していた。どういう計算をしているのか個人的には知りたい（笑）。

　またＦｕｆｕｆｕもデザートホテル（銀横）に１軒ながら増資を決行。結果的にこの増資により左回りの２人が振りこみを回避するためサラリーが遅れたのは無視できない所。
　チリは二アーリゾート（左２）の８００Ｇの店を購入。これにより資金ショートに陥る。またフリーな２軒を持っていたてくてくはこのエリアに大きな成長が見込みづらくなる。

　Ｆｕｆｕｆｕは一人早くサラリーをもらって動物園含む２軒のスロット（右４）へ３１０Ｇの増資。初のコンビニを建てしまりんが来るのを待ち構える。
　しかししまりんはそこへも行けなかった。ここで痛恨の強制ワープ。身を切る思いでデザートホテル（銀横）を自主競売。
　一応４軒分立していたので流動資産が１４２５ＧあったＦｕｆｕｆｕが購入するだろうという読みがとことん外れ、３軒目のてくてくが流動資産５５２Ｇのところ４２０Ｇを捻出して競り落とす（元値１９０Ｇ）。この儲かった金をしまりんはやっぱりというかなんというか、チリの二アーリゾート（左２）の最高値の店に振り込む（１５９Ｇ）。これでチリはとりあえず店売りからは遠くなる。

　かなり無茶な購入をしたてくてくはしまりんと対照的に、二アーリゾート（左２）の自分の２軒を切り崩す。この自主競売は銀行が買ったが、その直後チャンスカード７１番を引いたのはご愛嬌。これで流動資産に相当余裕ができる。サラリーをもらいデザートホテル（銀横）を９９株購入して増資体制は整っていた。
　その増資をストップさせたのはチリ。やはりサラリーをもらった直後にデザートホテル（銀横）を５倍買い。てくてくは１歩遅かった。その次のターンに２軒での増資を開始し次の５倍買い返しを狙う。
　しかしてくてくはチャンスカード８０番。チリの店が高騰。自らデザートホテル（銀横）をそう簡単に５倍買いできないようにしてしまう。

　その後チリがチャンスカード９７番。スロット（右４）のＦｕｆｕｆｕ３軒目を防御。
　またてくてくは二アーリゾートを２軒へと盛り返す。

　しまりんはチャンスカード４８番でスロット（右４）のコンビニを消しつつサラリー。そのまま２軒のビッグジョー（右１）の空き地の仮設店舗へ増資をかける。　
　そういうところで２周目終了。戦況はこちら↓（２９ターン目）

　　（４６００Ｇ）てくてく
　−（１０００Ｇ）チリ
　　−（２００Ｇ）Ｆｕｆｕｆｕ
　　−（１００Ｇ）しまりん

　大きくてくてくが２位以下を離す展開に。

　３周目、早々にＦｕｆｕｆｕが先ほど防御されたチリの店を５倍買い。スロット（右４）を３軒にする。その後すぐサラリーをもらいそのまま９９株ためて増資の準備は完了。
　しかしこの周はしまりんが大暴れ。なんと「７７７＋どこでもカード」をスロットで当て流動資産が相当できる。この金をビンゴ（右３）の最高値の店（７００Ｇ）に投入。ここに宿屋含む２軒ができあがる。またそのまま勢いに乗ってスロット（右４）の動物園を防衛５倍買い。Ｆｕｆｕｆｕは安値の店しか増資できずに涙を呑む。

　またチリはいまだに空き店だったラッキーパネル（左３）にフリーの２軒を構成。
　てくてくはさっき２軒に戻した二アーリゾート（左２）に９９株持って空き地に迷わずコンビニ建設。これで二アーリゾートに（５軒エリアながら）３軒が誕生する。

　しまりんがチャンスカード１７番を引いて、チリが３周目のサラリーをフリーの２軒であるラッキーパネル（左３）９９株に費やして３周目終了。資産状況はこう↓（４０ターン目）

　（５８００Ｇ）てくてく
　−（６００Ｇ）チリ
　−（３００Ｇ）しまりん
　−（１００Ｇ）Ｆｕｆｕｆｕ

　大分差が詰まってくる。

※　私事ですがすいません。この時の７７７の写真をわたるさん、どうもありがとうございました。
　　この場でお礼を言わせていただきます。

　４周目もＦｕｆｕｆｕの５倍買いからの幕開け。今度はドリームホテル（休横）のチリの店を１０４０Ｇで５倍買い。ここも５軒エリアながら３軒ができる。しかもチャンスカード６７番を引いて株の数の方も文句が無かったが、今度はしまりんが暇な増資のために９９株買ってしまっていた。
　そのしまりんはビッグジョー（右１）の増資済み２軒エリアの元空き地の仮設店舗をチャンスカード１８番により売却。今思うと目先の金につられた感があるが、ともかくこれにより１６００Ｇの現ナマを得る。この金をビンゴ（右３）に投入。とりあえず株を買い始める。

　てくてくはチャンスカード３番によりワープで二アーリゾート（左２）４軒目をゲット。
　また、チリは念願のラッキーパネル（左３）を１回増資してから３軒目を購入。まだ独占が狙えるといったところだったがてくてくはヘリポートを５倍買い。さすがに通る所を地獄にしてはおけないか。
　しかしチリはあきらめずにルーレット（左４）を５倍買い。だが今度はたまたまワープしていたしまりんがブロック。この出費も無駄だったかもというのが本人反省の弁。

　そしてしまりんに乗られている形のＦｕｆｕｆｕはビンゴ（右３）に乗り返す。また蛇足ながらＦｕｆｕｆｕは（しまりんが信じているだけかもしれないが７７７より出にくいと思われる）チェリー３つをスロットで当てる。
　そしてしまりんはここでチャンスカード１３番。現金が多かったため比較的被害は少なかったもののやはり辛い。

　そしてＦｕｆｕｆｕとてくてくがドリームホテル（休横）と二アーリゾート（左２）にそれぞれ本増資を開始して二アーリゾートにはデパートが初めて建つ。
　しまりんがビンゴ（右３）を１６４株に足したあたりで４周目終了。
　前半終了時の資産と順位はこの通り↓。（５４ターン目）

　　　　チリ　　８４４５Ｇ
　　しまりん　　７１６７Ｇ
　　てくてく　　６８８４Ｇ
Ｆｕｆｕｆｕ　　６３９９Ｇ

　チリが一歩抜け出した感じだが、まだまだ予断を許さない。後半へ続く！（違うって）
　しかしみんながみんなサラリーを４回もらってこの資産というのはかなりのスローペース。

○後半（５５ターン〜）
　しまりんがスロット（右４）の動物園を増資。直後にＦｕｆｕｆｕがはまる。これを５倍買いすれば再び３軒エリアの形成だったがそれを見送る。
　代わりにＦｕｆｕｆｕは５周目のサラリーをもらった直後、ビッグジョー（右１）の空き地を商店としてゲット。続けざまに残っていたもう１軒も購入して３軒エリアを作る。
　またサラリーはビンゴ（右３）の乗りへと使用。合わせて１０５株。

　チリは３軒エリアが無くなっていたので、てくてくの二アーリゾート（左２）の株が少ないとみるや５周目のサラリーで株を購入して８００Ｇの自分の店に増資。てくてくは増資もできずに株が上がり辛い立場。
　またチリはチャンスカード７０番も引いてこれでやっと５桁突破。
　他にもこのターンはしまりんもサラリー５周目をもらってビンゴ（右３）を２５４株とする。

　チリがチャンスカード６８番を引き、２倍でビンゴ。心配されたフリーズも無く（笑）センターフリーを生かしてチリが勝ちきる。
　しかしここでチリがてくてくへ１２１４Ｇの振りこみ。これで５桁を割る。
　資金を得たてくてくはビンゴ（右３）の宿屋を５倍買い。これによりしまりんの３軒エリアが無くなる。

　またチリもだまってはいない。ラッキーパネル（左３）のヘリポートを５倍買いし返してまたもや３軒。いまだに持っていた１５５株が生きてくる。しかもいまだに４件目は誰にも買われていない。
　と言っている間にチリは増資を決行。ここにもデパートができあがる。

　しまりんはさっき５倍買いされたビンゴ（右３）をもう一度５倍買い。今回は防衛増資も速やかに完了。また、ここにきてようやくてくてくはラッキーパネル（左３）の残った店を買うことに成功。これで初めて全ての店が埋まる。

　なんとしまりんは６周目のサラリーをもらう。これでビンゴ（右３）は２６７株。そのまま次のターン増資。ここで１５０００Ｇオーバー。それを見たチリは、ついさっきてくてくにブロックされたラッキーパネル（左３）を５倍買い。これによってグランドタワーができあがる。
　てくてくはしまりんとは対称的だった。ワープによる不確定要素を排除して、サラリーを拒否してまで銀行に株を買いに行く。またチャンスカード３２番を自分の持っている二アーリゾート（左２）に当てたところでこの資産↓

　（１５５００Ｇ）しまりん
　−（３７００Ｇ）てくてく
　−（２６００Ｇ）チリ
　　−（２００Ｇ）Ｆｕｆｕｆｕ

　てくてくも株は３桁もつのが精一杯だったのでこれでしまりんの勝ちかと思われた。（注・しまりんは思っていた（笑））

　しかししまりんは増資ができないできない。序盤に店を買えなかったのがここに来て響いている。傑作だったのがＦｕｆｕｆｕのチャンスカード７４番。元々１５２Ｇだった店を５０４Ｇまで引き上げておきながらチリに競り落とされる。その店に直後その店に止まってしまい地団駄を踏んだのであった。
　そのころＦｕｆｕｆｕは自分の３軒になったビッグジョー（右１）を９９株購入。

　増資ができないしまりんは、どこでもカードを使いサラリーをもらう作戦に変更。銀行からマイダウンタウン（左１）→スロット（右４）と比較的無難なルートを通ろうとするがワープにはまり二アーリゾート（左２）の前へと強制的に連れていかれる。
　その間てくてくはせっせと二アーリゾート強化に務めていた・・・。といったところでこの状況↓

　（１４８００Ｇ）しまりん
　−（１６００Ｇ）てくてく
　−（１６００Ｇ）チリ
　　−（８００Ｇ）Ｆｕｆｕｆｕ

　一発しまりんがてくてくにはまれば後はどうとでも転ぶ展開である。

　まずはＦｕｆｕｆｕがビンゴ（右３）の１０株売りを開始。ビッグジョー（右１）を１９８株にして速攻で増資。またチリは６周目のサラリーをもらい、ラッキーパネルを即増資。この瞬間４人が１３０００Ｇ台という大熱戦。
　しかし次のターンがこの試合を決めたと言っていい。ＦｕｆｕｆｕがＭＡＸ増資をビッグジョーへ行なうと１５０００Ｇ突破。そしてすぐその店へチリが１１９０Ｇを振りこみ勝負を決定付ける。また、しまりんもてくてくに１４１７Ｇを振りこみ完全にこの二人はトップ争いから脱落。

　その後Ｆｕｆｕｆｕはビッグジョー（右１）の増資余りが無くなった所でぴったり２万到達。最後に銀行に行けないと逆転もあったのだが無事にゴールした。てくてくもねばるものの、株の数が決定的に足りない。２位に甘んじた。また最下位争いはチャンスカード１７番を引き最終的にはラストエンペラーまで建てたチリが３位。しかし最後に行なった二アーリゾートでの増資が最後で良かった。Ｆｕｆｕｆｕがゴールできないとてくてくの店にはまって最下位転落もあっただけに無理に増資に行く必要はなかったと思う。しまりんは７周目のサラリーもむなしく最下位。
 

○舞台裏（感想・考察に代えて）
　えっと、ここではしまりんから見て（←これ重要（笑））印象に残った事をちょっと書かせていただこうかと。本当の感想・考察はつかＣさんに任せます（いいんだろうか？ま、いっか（爆）←いいよー！　byつかＣ／笑）。
　なによりこの試合嬉しかったのは７７７なのですが、それをやるまでおいら的に消化試合になってましたよ。あそこからやる気がでましたね（笑）。その時のＦｕｆｕｆｕさんの台詞がまたよかった。実体験からでた言葉でしょうか（笑）
「ギャンブルで得た金はあぶく銭やで〜」
　ところでＦｕｆｕｆｕさんには（個人的に）騙されましたよ。もう「しまりんさんに引っ張ってもらう」の言葉を信じきっていました。「よっしゃ、頑張って増資したる」とか思ってたのにぃ（笑）。しかし最後は増資余りが無くなった所でぴったり２万到達するところなんかしっかり読みきってるんですかね、やっぱり。だとしたら遠く及ばないなあ。さすがチャンプ。
　またてくてくさんはこの試合で
「こんな苦戦する流れじゃないのになあ」
　とぼやいておられました。確かにこちらから見るとあまり何もやっていないように見えるのに実は悠々とトップをとっていた。序盤の競売なんかみるとでるところと引くところを分かっている気がします。
　とくに出る所なんかは、普通じゃ考え付かないとこまで出てきますね。それでも実は理にかなっている。立派だと思いました。（注　実はしまりん第３戦が早めに終わったため行なったソフィーでてくてくさんの作った炎の壁地獄にはまって破産している。この時の増資もすごかった。）
　チリさんはおとなしかったなあ。よって印象深い台詞は・・・あったあった。
「これ５倍買いしてもいいかなぁ」
　いや、考えもよらないところでこの台詞がでてくるの。かなり恐ろしかったです、いやほんとに。しかし、株の買い方は一貫してた。結局この試合で買った株はラッキーパネルと二アーリゾートだけじゃないだろうか。おいら自身にも言えることですがもうちょっと広くマップを見渡したほうがいいかもしれない。
　そいでは、あとつかＣさんよろしく（笑）。
 

つかＣの感想・考察
　はいはい、了解（笑）！　ということで、この対戦経過を見た限りでの私の考察。ほとんど終盤に集約してしまって、書くことがない（爆）．．．

　Fufufuは、押さえるところは押さえ、攻めるところは攻めるという、非常に渋い戦い方。振り込みは少なくなかったが、相乗り株が非常に効果的であったと思う。チャンス７４の予想外の伸びも良い方面に働いた。
　てくてくは、振り込みの少なさと絶妙な戦略で有利に進めてきたが、株不足に泣いた。５軒エリアで株が不足するとインサイダーとしては致命傷。本人が言うように、確かにぴったりくっつく展開ではないとは思うが。５倍買いが多めだったことが響いたか。
　チリは、果敢な増資が最後に３位を引き寄せた形。だが、これは果敢というより当然。増資しないで長引いたら逆転最下位だっただろう。対戦経過の中でポイントとされた「初サラリー後の空き地」だが、チャンス７７による配当株を全て保持しているのなら、露店で正解だと思う。私も迷わず露店。何故って？　あの時点で１０００Ｇということは、実質流動資産は５００Ｇほど。するとマイダウンタウン株は５０ちょっとしか持てない。８Ｇ上がっても儲けは４００Ｇ程しかなく、流動資産圧迫が確定である。まぁ、仮設店舗ならあり得たかな．．．
　しまりんは、楽勝かと思える展開であったものの、結果的にはエリア構成が響いたか。ビンゴの下が押さえられたことで、縦をずっと回る作戦が使えなくなった。そうすると店の数が重要になってくるのだが、肝心の店が少なかった。序盤が痛かった。ポイントはチャンス７４だが、５００Ｇオーバーまでいったならとことん競るべきだったと思う。でなければ、最初から手を出すべきではない。これでFufufuに現金がいくことが無視できないから。