試合経過
　ファーストダイス。チリはハワイへ飛ぶか下ルートを取るを悩んだが結局下へ。てくてくはテキサスを２軒、チリはロサンゼルスを２軒。
　序盤で快調に店を買うのはＧＦじー。２・１・１・１と出して４ターン目にしてフロリダを３軒。そこにチリが１６２Ｇの振り込み。ＧＦじーは独占チャンスだったがさすがに失敗。てくてくがブロックする。
　ＧＦじーはチャンス「７１」を獲得。そしてコロラドも２軒。２００Ｇの店がチリに買われていて、チャンス「４２」で下がっているのがちょっと痛いか。

　初サラリーはチリ。ついでびわこ。びわこはサラリーをもらったものの店が揃わず苦しい。唯一２軒エリアがない。
　サラリー後のチリ。チャンス「０７」を引いたと思ったらチャンスで「１８」も引き、サンフランシスコを売る。ここをびわこが買ってようやく２軒。

　有利な立場にいるＧＦじーはサラリー。コロラドを１９８株（株買いチャンスカードを引いて）買う。てくてくも続けてサラリーで１周目終了。

　その次のびわこ。チャンス「７４」でハワイを売る。これをチリが買って２軒。てくてくは銀行から２を出してテキサスを３軒。ＧＦじーと対等の立場に立つ。

　対等の立場に立たれたＧＦじーはチリに交換を申し出る。コロラド（２１４Ｇ）とロサンゼルス（２５０Ｇ）である。ＧＦじーは３６Ｇをもらえば等価だったが、計算を間違ったのか、３６Ｇを払う取り引き。これは残りのブロックされた店の値段からややＧＦじーが有利だったが、交換に応じ、互いに３軒エリアにする。てくてくは目の前が４８０Ｇに上がったが回避。
　交換したチリはハワイにいた。一番高い店を押さえ３軒。続いてもう１つ買って４軒にする。

　てくてくはニューヨークの８０Ｇの店を５倍買いして３軒。これで下ルートは全て３軒エリアになった。唯一関係がないびわこは非常に辛くなった。そのびわこ。ロサンゼルスとニューヨークの間のチャンスで「５３」。また下を回らなければならなくなる。仕方なく回るが、ロサンゼルスのカラ増資済みの店に３６７Ｇ振り込み。ＧＦじーは対抗してコロラドに増資。
　振り込んでもらったチリはまだハワイ。結局５軒目もゲット。６軒目は流動資産が足りずに断念。これが最後まで響くことになるとは思いもしなかっただろう。そしてようやく帰る。

　サラリー直前に３５０ＧをＧＦじーに振り込んだもののてくてくはサラリー。そしてテキサスにサラリー増資。さらにチャンス「１７」を引く。しかしチリに３６７Ｇ振り込み。
　だんだん立場がきつくなってきているびわこ。上回りでサンフランシスコを狙う。しかし１つも買えず、ＧＦじーに３５０Ｇを振り込む。おまけにてくてくに２軒ともブロックされてしまう。一番高い店を押さえられてはどうしようもなく、仕方なくケンタッキーに狙いを定める。
　ＧＦじーは再びコロラドに増資。その後サラリー増資。これでコロラドはほぼ終了。２位のてくてくに一時的に２５００Ｇの差をつける。てくてくはサラリー後にチャンス「７３」。チリが先程断念したハワイの５００Ｇの店をブロック。ここは大きなポイントになる。その後ニューヨークにインサイダー。ＧＦじーを狙ったがＧＦじーは回避。ＧＦじーは次に通ったテキサスに防御５倍買い。これでてくてくがトップに立つ。
　その頃下位にいたチリ・びわこ。チリはテキサスを通るが大きな振り込みもなく回避しサラリー。しかしびわこがチャンスカードにも見放され、辛い。

　トップに立ったてくてくはハワイへ飛ぶ。チャンス「４８」で下げはしたものの、４３８Ｇの振り込み。
　辛い立場が続くびわこはサラリー。そしてケンタッキーの店を５倍買いし、ようやく３軒。
　ハワイを持つチリはハワイへ。引いたチャンスカードは「０３」。１軒空いており、迷わず行くかと思われたが、迷わず増資を選択。そこを見逃さずてくてくがブロック。てくてくはその次に帰る。その代わりにＧＦじーがハワイへ。チリは狙い撃ちを試みる。結局失敗するが、てくてくが引いたチャンス「０８」によって１００８Ｇの振り込みを受ける。チリはこれで一時的ながらトップ。
　トップを明け渡したてくてくは、先程買われたテキサスの店を５倍買い返し。
　大きい振り込みをしてしまったＧＦじーはびわこが来た次のターンに脱出。ここでチャンス「３０」を引きサラリーをもらう。このカードで助かったのはチリ。１０４９Ｇの振り込みのはずが１００Ｇで済む。助かったチリはハワイに増資。びわこはピンチを回避しきれず１０６６Ｇの振り込み。振り込んでもらったチリはニューヨークに防御５倍買い。買われたてくてくはチャンス「８５」。悩んだがサンフランシスコを３軒にする。

　ハワイ１つで頑張っているチリはサラリーで１００００Ｇ突破。てくてくも続いてサラリーで追いすがる。そんなところにびわこが１０４９Ｇをてくてくに振り込む。てくてくも１００００Ｇ突破。その後振り込んでもらいトップに。

　やや水をあけられたＧＦじーだったが、ようやくフロリダに増資するチャンス。増資して上位に迫る。続いてコロラドの残りの店を５倍買いして独占。さらにサラリー増資で追いつく。１１０００Ｇで３人が並んでいる。

　最初に動きがあったのはチリ。ロサンゼルスの残りの店を５倍買いして独占。買われたてくてくも対抗してサンフランシスコの店を５倍買いして独占。てくてくはその後サラリーをもらい１３０００Ｇ突破。現金も余っており一番有利な立場。

　もはやただ回っているだけの状態になってしまったびわこ。休日から８を出し、ハワイに飛ばざるを得なくなる状態。飛んだ先のチャンスで引いたのは「５０」。また１０６６Ｇの振り込み。
　再び増資チャンスが巡ってこなくなったＧＦじーは耐える周回。しかし耐えきれずにてくてくに１０４９Ｇを振り込む。振り込んでもらったてくてくはロサンゼルスに防御５倍買い。
　振り込んでしまったＧＦじーは再びコロラドをメインにすえる。そのコロラドにチリが１５７５Ｇの振り込み。
　ハワイからラッキーに帰ってきたびわこだったが１を出し、再びハワイへ。引いたチャンス「０２」でまたも８を出し１０６６Ｇの振り込み。これで３度目。振り込んでもらったチリはチャンス「７０」。１５０００Ｇを突破しトップに並ぶ。並ばれたてくてくはインサイダーで突き放す。ＧＦじーもインサイダーを仕掛けるが、チャンス「４２」の打撃が重くのしかかり、伸びが悪い。
　そんな中、びわこは４度目の１０６６Ｇの振り込み。最後のチャンスカードで「１２」を引き、上向いたかと思われた直後の出来事である。よほどこの店が好きらしい（笑）。そしてチャンスカードが２周目に入る。再びチャンス「１０１・１０２」が入って、一発逆転もあるパターン。

　なんとか食い下がってきたＧＦじーだったが、ここで痛恨の連続振り込み。合計２３６２Ｇをてくてくに献上。これでてくてくが２００００Ｇ突破。下回りであるてくてくは振り込みさえなければ優勝できる。インサイダーを重ね、安全圏に入っていく。
　ついに猶予がなくなってきたチリはハワイへ。チャンスカードにわずかな望みを託し、ハワイを６軒にし、一点集中増資。ＧＦじーも最後の意地でフロリダを独占。てくてくは１９４８Ｇを振り込んだが、焼け石に水。てくてくがチャンスカードを引くことは結局なく、そのまま優勝。
　試合時間は１時間３０分ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　てくてくは、早め早めの増資がポイントであった。早くに半独占エリアが作れ、増資が終わる頃に次の半独占エリアができている、という理想的とも言える展開であった。その割に中盤は苦しんだ印象だが、どちらかというと２人がよく伸びた、と言った方が正しいかも。隠しポイントとして、チャンス「７３」でハワイを押さえたことが挙げられる。ここしかなかったと言えばそうなのだが、結局ここにチリが４回止まっていた。最後にチャンスカードを引かなくてよかった（笑）。
　チリは、ハワイだけでよくここまで伸びた、という印象。ハワイ好きの私としては、見てて非常に楽しい試合展開でした（笑）。しかしワープカードを引いた時に増資を選択したことが、買い物料の収入を少なくし、展開に響いたかも。あれをノータイムで行なったのを見た私は正直驚いた。他には、ロサンゼルスをメインにすえた増資をしていたら、展開は違ったかもしれない。立地条件がいいあのエリアを放っておいたのは、もったいない感じがした。
　ＧＦじーは、敗因として挙げられるポイントがいくつかあった。まず中盤以降の振り込みが多かったこと。次に、独占５倍買いをするチャンスがなかったこと。そして、店の配置が偏っていて、増資チャンスが少なかったこと。てくてくに指摘されたという、コロラド→フロリダの移行の仕掛けが遅かったことは、これが原因だろう。しかし、私が判断した最大の敗着手は、最初にコロラドから手を付けたことである。確かに株価は安く、相乗り株もなかったのだが、チャンス４２で下がっている分だけ儲けが薄くなった。これは結局最後まで響いてきた。あとは、細かい株の売り方（サラリー増資後などは最小売りで済ませるのが普通）が上手くいっていなかったか。
　びわこは、本人のこのコメントに集約されるだろう。
　　「すごろくなんてきらいだ。」
　序盤から、展開が非常に悪かった。運に見放されている印象だった。その結果三つどもえの展開から置いていかれ、中盤からはただ参加しているだけになってしまった。ただ、ケンタッキーを３軒にした時点でコロラドと等価・等条件交換ができる状況であった。これをチャレンジしてみてもよかったのでは。