試合経過
　ファーストダイスは全員店を買う。山崎は２を出して税務署を建てる。びわこはマウンテンエリアを２軒。

　２つ目の空き地はしばらくしてえふなな。内周に飛び、ヘリポートが残っていたが動物園。次いでようせいのまちを２軒。びわこが次のターンにヘリポート。
　山崎がサファリランドを２軒。しかし次のターンにチャンス「２４」。ここ以外には税務署しかなく、仕方なく１軒崩す。
　全体的に周回だけが早い展開の中、びわこがプリンセスエリアを２軒にすると、えふななは動物園をアップ。店が２軒しかない状況だった山崎はチャンス「７７」。さらにびわこはマウンテンエリアを３軒（一番安い店がフリーで残っている）。しかし流動資産はちょうど０。自主競売できるような店もなく我慢。
　初サラリーは山崎。しかし次のターンにチャンス「１３」。まともな店は２つしかなく実害はほとんどなかったが、辛いことには変わりない。しかしここで山崎にチャンスが訪れる。
　５２Ｇ振り込んでもらったものの流動資産がこれしかなく、底をついている状態のびわこの初チャンスはなんと「０４」。当然店売りに陥る。仕方なくサファリランドの店を売りに出す。山崎以外の２人も流動資産が３ケタで、順当に山崎が落札。しかも次のターンに３軒目もゲット（残りはえふななが所持）。１ターンで流れが変わる。
　何とかサラリーをもらったびわこは銀行に止まり、次のターンに５を出せば独占チャンス。しかし３で失敗。左下に進みヘリポートを素通り。次のターンのスロットでどこでもカードを獲得すると内周へ。
　流れが変わった山崎は、今までの展開では考えられないほどに店が買え出す。しかもチャンス「０７」もゲット。
　びわこのサラリーに遅れること数ターン、ばじりこ・えふなながサラリー。これで１周目終了だが、ばじりこはスピードコースに２軒しかなく、えふななに至ってはようせいのまちの２軒をチャンス「７４」で崩したために２軒エリアがない状態。

　店が買える展開になった山崎はマウンテンエリアをブロック。えふななは動物園をレベルアップ。図らずも「ビーストマスター」になる展開。びわこはチャンス「３７」でマウンテンエリアをアップ。そこに山崎が引いたチャンス「２８」でマハラジャが４８２Ｇを振り込み一時の危機的状況からはひとまず脱出。

　内周に飛んでいたばじりこはスピードコースを３軒。高い店は押さえていないが望みが出る。と思ったのもつかの間、次のターンに動物園Lv３に止まり店売り。ミラクルエリアを売り、えふななが買って２軒。
　ピンチのばじりこは自主競売。バーチャルエリアを売る。山崎が買えば３軒となるところだったがえふななが阻止。ばじりこは流動資産にひとまず心配がなくなる。
　無理して買いに行かなかった山崎はスロットでどこでもカード＋ワープを獲得。サファリランドの残りの店にワープし５倍買い。独占を果たす。

　エリア状況だけでも追いつきたいばじりこ。びわこに交換を申し出る。ばじりこがプリンセスエリア（交換後３軒）＋ようせいのまち（おまけ）、びわこがヘリポート（交換後４軒）を渡す取り引き。資産変動はびわこが＋４００Ｇ。ヘリポートを渡し、防衛増資済みの店が残るびわこにかなり不利に見える取り引きだったが、３軒エリアを２つにしたいびわこは了承。だが、銀行に止まっていたびわこは次に２を出し、ヘリポートのチャンスをふいにする。しかも次のターンにチャンス「４８」で自爆。そんなびわこに対し、えふななは動物園を最高レベルに仕上げる。さらにはチャンス「６４」で望みがまだあるミラクルエリアをアップ。
　一時的にトップを明け渡している山崎はプリンセスエリアの店を５倍買いして１軒崩す。
　一向に資産が上向かないばじりこは１を出すと動物園に止まり破産、というピンチ。だが何とか回避。２ターン後にスピードコースを独占する。が、流動資産がちょうど０。しかもこのエリア以外に店はない。
　こんな時に山崎がチャンス「９５」を引く。３人は脱出し、山崎だけが居残る。
　山崎の足が止まっているうちにびわこが山崎に買われた店を５倍買い返し。３軒に復帰すると、次のターンにチャンス「３３」。しかし売らず。

　結局大きな振り込みもせずワープから帰ってきた山崎はサラリー。次いで税務署に止まり５％の収入。トップに返り咲き。ばじりこも何とかサラリーにありつく。これで危機を脱する。

　トップに返り咲いた山崎は２００Ｇの振り込みを２度受けて（この店は大繁盛だった）６０００Ｇ突破。びわこもサラリーで６０００Ｇ突破。銀行から５を出し、５倍買いで独占チャンス。プリンセスエリア・マウンテンエリアの独占の選択かと思われたが、びわこは山崎を狙い撃つ増資を選択。しかし次のターンに休日に入り、そこへ山崎が止まるというついてない展開。

　未だ３軒エリアがなかったえふななはバーチャルエリアを５倍買いして３軒。そこにびわこが２８５Ｇ振り込み。えふななはサラリーをもらい、サファリランドの相乗りに走る。

　トップに楽にいられる展開になってきた山崎はサラリー。サファリランドの株を買う。チャンス「０６→７０」のコンボも見せ、１００００Ｇ突破。２でゾーンだったが５で回避。

　やはりただ回っているだけになってしまったばじりこはチャンス「９９」。どこが下がるか注目だったがスピードコースで自爆。
　山崎はサファリランドの株を買い２８８株に。唯一まともに対抗できる状態のびわこはサラリー。マウンテンエリアの株を買う。
　しかし山崎はまたもスロットでワープを獲得。もちろん増資。相乗りされていたために株価変動率が高く、１６Ｇアップし、１５０００Ｇ突破。
　６を出すと動物園とデパートのゾーンだったばじりこは１・５と出してしまい、サラリー直前であったため動物園へ。店売りとなり、一番高い店を崩す。えふななは１００００Ｇを突破。こつこつとサファリランドに１０株売りを仕掛け、バーチャルエリアでインサイダーを仕掛ける。
　だが山崎は再び増資。１０株売りが追いつかない。

　ワープを嫌ってプリンセスエリアから銀行方面に行ったびわこ。山崎にゾーンを仕掛けられる。４でゾーンだったが２・２と出して１８４０Ｇの振り込み。増資で立て直しはしたものの痛恨の振り込みとなる。山崎は１９０００Ｇジャストに。
　目標まであと少しの山崎は順当に２回増資。２００００Ｇを突破。
　増資できなければ３位のびわこ。銀行から４ターンの猶予のうちに１度しか増資できずに届かない。
　試合時間は１時間２０分であった。
 

つかＣの感想・考察
　山崎は、びわこの展開の悪さに助けられた展開であった。１周終了時点で３軒しか店がなく、チャンス７７を引いていてもかなりの苦戦を強いられるはずだった。が、びわこがチャンス０４で店売りになったところから状況が一変。あとは流れに任せるだけであった。株も順調にたまり、余裕の勝利だった。他の３人の展開が良くなかったこともあるだろうが、それにしても、こんな楽な展開になるとは予想できなかった。
　えふななは、動物園が効率良く育ち、止まってもらえたことと、振り込みが少なかったことによってこの位置にいられた。図らずも動物園の威力を見せつけた格好である。完全なビーストマスターまであと少し（笑）。しかし戦いはきつかった。まるで店が揃わず、インサイダーができない状態であった。ミラクルエリアが２軒になったものの、３軒目が手に入らずに我慢のいたストとなった。バーチャルエリアがもう少し早く手に入れば違ったかも。
　びわこは、初チャンスで０４を引き、店売りになった時点で運命が決まってしまった。その後のチャンスカードもあまり恵まれなかった。しかしこれは遠因でしかない。私が感じた敗着手は２つ。まずは資産が６０００Ｇを超えた辺りの５倍買いの選択の場面。マウンテンエリアを５倍買いするのが順当であると思われたが、増資を選択。買い物料に結びつかず失敗。これはまだ分かる。もっと大きな失着は、ばじりことヘリポートを交換したことであろう。あれは渡すべきではなかった。結局あの後に３度ほど止まっている。マウンテンエリアの独占チャンスは十分にあった。序盤のヘリポートスルーの場面もルート取りのミスではないか。右上に行き、独占を狙うのが正しいルート取りであると思うがどうか。
　ばじりこは、序盤が全てであった。２軒エリアを内周にしか持てず、しかも外には買えず買い物料が全然入ってこない。結局宿屋の収入が命綱だった。いただき回数９回のうち、４回が交換でもらったヘリポートである。しかも自分では止まれず（使ったのはチャンス０３でワープを経由しただけ）、どうしようもなかった。破産しなかっただけまし、という感じであった。破産のピンチは少なくとも５回はあったが、それを全てかわして耐え切った。