試合経過
　ファーストダイス。やしきが最初の空き地に税務署を建てる。びわこは２を出し、チャンス「５０」でヘリポートを建てる。残りの２人も店を買う。やしきは続けてビッグジョーを２軒。続いてドリームホテルも２軒。

　まずルートを乱したのはのりこ。連続振り込みを嫌ってマーク１つで自らルート変更。
　びわこはワープによってルートを乱すが、これを利用してマイダウンタウンを２軒。この直後にこばんがチャンス「７４」。店が２軒しかなく、どちらも１５０Ｇ。しかもドリームホテル・マイダウンタウンと、どちらを売っても３軒エリアになってしまう辛い状態。仕方なくマイダウンタウンを選択し、びわこが３軒エリアにする。びわこは次のターンにチャンス「７９」。しかし現金が足りず断念。

　２軒エリアがないのりこは、ロイヤルストレートに関所を建てる。その直後、びわこがスロットエリアに動物園を建てる。さらにのりこがラッキーパネルに宿屋を建て、特殊建物が売り切れる。

　３軒エリアを素早く作ったびわこはチャンス「１７」。その後、ワープにかかって最短距離でマークを集めてきたこばんが初サラリー。しかし店は３つ。しかものりこがデザートホテルを２軒にしたため、唯一２軒エリアがない状態。びわこは次のターンに税務署に振り込み。
　２番手サラリーはやしき。のりこはルート選択を誤ったのか、マークが集まらない。そんな時にチャンス「７０」。
　３番手はかなり遅れてびわこ。びわこはサラリー直前に、敢えて店売りになる状態でスロットエリアの店を購入。２軒目。ドリームホテルを売りに出し、やしきとの競り合いを制したこばんが買い取り、こちらも２軒。
　３軒目のチャンスを競り合いで譲った形のやしきは、代わりにチャンス「７７」をゲット。譲ってもらったこばんはサラリー。厳密にはまだ１周目のりこはチャンス「１３」を引いてしまうが、ニアーリゾートを２軒。

　３軒エリアがなかなか生きないびわこはサラリー。早く１周したいのりこはデザートホテルを３軒。

　そしてしばらく経過。マイダウンタウンを含む縦ルートをぐるぐると回っていたびわこが動物園をアップ。その直後こばんがスロットでワープを獲得。少し前に２軒にしておいたビンゴを３軒にする。
　この後にのりこがようやくマークを揃え、チャンス「０７」を引いてからサラリー。長い１周目が終了。

　２周目の初っ端。
　のりこがチャンス「０８」を引くと、びわこが２６６×１．３＝３４５Ｇをこばんに振り込む。この店にはのりこも定価で振り込む。流動資産が底をついていたこばんはこれで助かる。やしきがサラリーを目前にしたが、ロイヤルストレートの３軒目を取る。また、のりこもニアーリゾートを３軒にし、各人が３軒エリアを持った状態になる。

　この時点で１０００Ｇの差を付けられて最下位だったびわこはルーレットを２軒にし、サラリー。やしき・こばんも同時期にサラリー。のりこはワープにかかりサラリーが遠のく。
　サラリーをもらったびわこはヘリポートに止まり、ルーレットの空き地に仮設店舗を建てて３軒とする。そしてマイダウンタウンから増資。再びヘリポートに止まり、ルーレットの残りの店の１つ上にワープし増資。すると次のターンに見事に１を出して５倍買い。最初に独占エリアを作る。のりこは目の前が高くなったものの回避。回避されたものの、びわこは早速株買い防衛増資。やしきはワープで回避。そしてサラリー。

　最初に独占を果たしたびわこ。チャンス「１８」で店を売るはめになり、偏った店配置になるものの、スロットでどこでもカードをゲット。先ほどワープで回避したやしきは逆にチャンス。ロイヤルストレートの４軒目を買うと、こばんが２５３Ｇを振り込み。

　３軒エリア２つののりこだったが、サラリー直後にびわこに７７０Ｇ・４０２Ｇと連続振り込み。その現金でびわこが連続インサイダー。これで９０００Ｇを突破。しばらくしてもう１度増資して１００００Ｇを突破。

　残りの３人も対抗したいところ。こばん・やしきがサラリーをもらう。のりこはびわこから振り込んでもらい、３人が５０００Ｇちょっとで並ぶ。
　ここから抜け出したのはやしき。ロイヤルストレートにインサイダー。そしてのりこにチャンス「３１」でアップしてもらう。
　３位落ちしたこばんはワープにかかりルーレットへ。突破し切れず７６０Ｇを振り込む。２位のやしきはチャンス「６２」で５００Ｇを得て対抗。しかしびわこはスロットでワープを獲得。スロットエリアの株を集めて増資準備。するとこばんはまたもびわこに１７９８Ｇを振り込み店売り。のりこは２エリアの４軒チャンスだったが流動資産がなく、どちらも逃す。やしきはこの店売りでビッグジョーの３軒目を獲得。びわこは１３０００Ｇを突破。

　これを見たやしきは思い切った取り引きを打つ。やしきがビンゴ（独占）とスロットエリア（おまけ）、こばんがドリームホテル２軒（４軒）を出す交換取引。差額は５００Ｇだったが１０００Ｇ付ける。店売り直後で立て直し手段が欲しかったこばんは応じる。この余分な現金はのりこから６４６Ｇを振り込んでもらって回収。
　振り込んだのりこはビッグジョーを自主競売。びわこが独占を阻止。そのかいあって（？）無事に突破し、デザートホテルを４軒。しかしまたも流動資産不足に陥り、マイダウンタウンを自主競売。びわこは独占チャンスだったが競らずにやしきに買わせる。
　びわこは競らなかった代わりにスロットエリアに増資し、動物園を最高ランクにレベルアップ。のりこはまたもピンチになったが回避。チャンス「７１」を引いてからサラリー。早速ニアーリゾートにサラリー増資。狙われたやしきはこれを回避。こばんもビンゴに連続増資。

　１５０００Ｇを超えているものの、スロットエリア以外に株がなく手詰まりなびわこは、スロットエリアの５倍買いチャンスがやっと訪れる。これで３軒にし、手を作る。やしきはドリームホテルに増資し、さらにのりこから１２２６Ｇを振り込んでもらって差を詰める。差を詰められたびわこはスロットで「７７７」をゲット。これで５倍買い前の資産に復帰。しかしスロットエリアにチャンス「４２」で自爆。

　一時８０００Ｇ近くあった差を一気に半分まで詰めたやしきはサラリー。そして増資。こばんもサラリー。のりこはルーレットを通るはめになるが一発で回避。
　縦ルートをずっと回っているために株が買えないびわこはチャンス「６７」で株を買う。そして連続増資。さらにこばんから振り込みを受けて１９０００Ｇを突破。再び差を広げるがまたも手詰まり。この後チャンスカードが２周目に入る。

　手詰まりだったびわこはスロットエリアの残りの店を５倍買い。独占にし、増資余りも確保。縦ルートをずっと回っていられれば増資天国である。まず１回増資して１９０００Ｇを再び突破。これで優勝はほぼ確定と思われた。
　しかしやしきもまだ勝負を捨てない。ロイヤルストレートに増資するとのりこから１２２６Ｇを振り込んでもらう。ワープしてきたこばんからも１２２６Ｇを振り込んでもらう。その現金で再び増資すると、一発でのりこが２５９０Ｇを振り込み店売り。一時的ながらやしきがトップに立つ。
　トップを一時的ながらも奪われたびわこはスロットエリアにインサイダー。これで２００００Ｇを突破。ワープしなければあと１０マスで優勝。相乗り株はなく、増資余りも増資チャンスも多かったが株を撤収。結果的にこの行動が致命傷となる。しかもここから３０分以上の戦いになるとは．．．

　優勝直前だったびわこ。しかし一番恐れていたワープにかかる。やしきはこれで猶予ができ、のりこの店売り＆自主競売で拾った３軒エリア、ニアーリゾートにカラ増資。さらにロイヤルストレートの関所を５倍買いして独占。ワープしてきたのりこは破産のピンチだったが回避。
　回避されたものの流れはやしき。チャンス「３１」でロイヤルストレートがアップ。長引かせたくないびわこはロイヤルストレートをワープで逃げ、ルーレットへ。貯金は４００Ｇ弱であるものの、銀行１歩前の３００Ｇ弱の店しか相手の店がなく、今度こそ優勝が決まったかと思われた。

　しかしやしきにまだまだ追い風が吹いていた。こばんがニアーリゾートの増資した店に振り込むと、のりこがドリームホテルとロイヤルストレートのゾーン。ドリームホテルへ行き１３６１Ｇを振り込む。配当がついて１００Ｇほどの差で逆転。びわこはのりこに振り込んでもらえれば逆転したが、ワープでロイヤルストレートに逃げられる。これで２００００Ｇを超えているびわこは銀行に帰れなくなる。
　しかし銀行に帰れないのはやしきも同じ。のりこにまたまた１３０６Ｇを振り込んでもらったが、ルーレット・スロットエリアを通るには２０００Ｇほどでは不足。びわこはこばんに動物園に止まってもらい再び差を３ケタにする。ここまででのりこ・こばんが資産１９００Ｇ、やしき・びわこが２２０００Ｇという、何とも極端な状態に。破産が先か、ゴールが先か、の展開。
　しかし株を持っているやしきにアドバンテージがあるのは明らか。びわこはロイヤルストレートにワープさせられ、１６９８Ｇを振り込み、ジ・エンド。のりこは破産のピンチだったが回避。生き残るためにビンゴ・ニアーリゾート方面へ。こばんも銀行からドリームホテルの休日マスへ。１が出たら３１１８Ｇで破産。次のターンに出た目は「１」。しかしこのターンにやしきがチャンス「３４」を引いていたためセーフ。

　びわこと差を５０００Ｇつけたやしき。しかしこれではルーレットを通るには不安。だが、「最短ルート取り」のルールがあるため突っ込む。いたストの神はいじわるなもので、その意志をあざ笑うかのようにワープにかかる。
　そんな間もこばん・のりこの資産は徐々に削られていく。ついにこばんの資産が１０００Ｇを割る。のりこもルーレットに行かされ破産のピンチ。７６０Ｇを振り込み、初期所持金を割り込む。再びこばんは振り込んで６００Ｇ台に。あと５ターンあったら破産はほぼ確定な状況。
　しかしこばんに土壇場で天の恵みが。やしきがチャンス「９６」。これでスロットエリアへ。１軒だけ安い店があったのでそこにワープし、防御５倍買いで万全の体制。そのやしきが銀行１歩前で増資し、こばんを破産させにかかるが回避に成功。チャンス「７５」で意地の１軒（笑）を買い、耐え切った。
　そしてやしきが銀行に帰り優勝。
　試合時間３時間の熱戦であった。
 

つかＣの感想・考察
　やしきは、とにかくいただき総額が凄い。４ケタいただきがなん７回（！）。中盤までは２位争いだったが、ロイヤルストレートに客がどんどん訪れる。早め早めの増資が功を奏した形である。自分が大きい振り込みをしなかったことも見逃せない。見事な差し切り勝ちである。思い切った交換は大きな効果を生み、これが起爆剤になった。しかし店の数２４軒とは．．．
　びわこは、終盤までは大逃げの体制だったが、最後に捕まってしまった。ルーレットを高くしたためにロイヤルストレートに客が流れたか。本人の分析通り、結果的にはスロットエリアの株の撤収が致命傷であったと言える。これは残しておくべきだっただろう。あとは何げにチャンス「４２」が響いたかも。しかしそれを差し引いても終盤の展開はついてないの一言。もし、マイダウンタウンの残りの店を５倍買い（または競り落とし）していたら展開は変わっただろうか。ここに４度止まっていることを考えると興味がある。
　のりこは、株をためる前に振り込んでいき、インサイダーがまるでできない展開だった。最初に手に入れたデザートホテルも増資ができないわ、客は来ないわ、チャンスカードで下がり続けて半額ほど（２０％・１０％・２０％と食らった）になるわで散々な有り様。しかも大きい額を振り込んでばかり。ニアーリゾートに早めに増資できたら少しは展開が違ったかもしれないが、それでも振り込み過ぎ。よく破産しなかったな、という印象を持った。
　こばんは、中盤辺りから振り込み額が多くなってきて、ルーレットの連続振り込みでとどめを刺された形。ビンゴを増資する前にこの状態になってしまい、立て直しが効かなくなってしまった。あとはどんどん振り込んでいくだけ。最後はやしきのチャンス３４に助けられて破産を免れた。何百分の１という確率を当てて回避したのだからある意味凄いのではあるが（苦笑）。序盤から展開が良くなく、苦戦は必至であったが、中盤まではそれなりに粘ってこれた。しかし３本の縦ルートが高くなってからはさらに苦しい状態になってしまった。この状況で何か防衛策をうつのは難しい話であろう。