試合経過
　ファーストダイス。こばんが水星の店を、わたるが太陽の店を買う。てくてく・山崎はチャンスカードで店が買えず。てくてくはファーストチャンスで「１１」。しかし見事に「１」。１ターン目で空き地が手付かずというちょっと珍しい滑り出し。

　まず２軒エリアを作ったのはわたる。火星を２軒。こばんも木星に税務署を建てて２軒。しかし木星は２軒とも押さえられる。しかし、この税務署に山崎が振り込む。こばんは水星も２軒とする。残った２人のうち、てくてくは金星の安い店を２軒。だが、わたるがここでヘリポートを建てる。山崎はチャンス「０３」で地球の高い店を２軒そろえる。

　残った特殊建物は、こばんが冥王星に宿屋、わたるが天王星に関所、てくてくが土星に動物園を建てる。山崎は特殊建物をゲットできず。

　初サラリーは出目が比較的高いてくてく。わたるはチャンス「２２」で正味５００Ｇの収入。しばらくして山崎・わたるの順でサラリー。わたるはサラリー後に火星の店を早くも５倍買い。これで３軒にする。残りの１軒を持つてくてくは当然防衛増資。

　またしばらく離れてこばん。サラリー前にスロットでどこでもカードをゲット。対抗しててくてくはチャンス「７１」。するとこばんは水星をフリー３軒にする。てくてくはチャンス「２４」で金星を崩し、その直後にこばんがサラリー。これで１周目が終了。

　２周目の初っ端、わたるが天王星を３軒にする。そこにてくてくがサラリーのために突っ込む。２１５Ｇの振り込み。てくてくはその甲斐あって次のターンでサラリー。てくてくのサラリーと同時にこばんがチャンス「７０」。

　山崎は水星をブロックするチャンスが来たが、サラリーを優先してブロックせず。てくてくがチャンス「０７」を引いたターンに山崎がサラリー。
　わたるがこれからサラリーをもらおうかという場面で、こばんが火星を防御５倍買い。てくてくは動物園をアップさせると土星に増資。これで５０００Ｇ突破。買われたわたるはサラリー。

　先制増資はこばん。水星に増資。これでデパートが出来上がる。相乗りしていた山崎も儲け。それを見てわたるも天王星に最大増資。５０００Ｇを突破。トップだったてくてくはチャンス「１３」で落ちる。トップに立ったわたるは再び増資。相乗りして儲けた山崎だったが、ここまで店が少ない上にバラバラでちょっと辛い。
　山崎と同じく、店がバラバラの状態のてくてくは火星のこばんの店を５倍買い。とりあえず９０株持ちの２軒。しかしチャンス「４９」で自爆。買われたこばんはどこでもカードを使ってサラリー。

　サラリーを重視せざるを得ない山崎はスペードを金星方面から取りに行く。結果は裏目に出て、次のターンにわたるに１１６９Ｇを振り込む。これでサラリー分の余裕が出たわたるは水星をブロックし、ヘリポートを使って火星を５倍買い返し。３軒に戻す。ブロックされたこばんだったが、冥王星を３軒にする。火星を買われたてくてくは動物園をレベルアップ。３軒エリアを作ったこばんはチャンス「７７」もゲット。そして再び火星を５倍買い。
　振り込んでしまった山崎はサラリーをもらう。先ほど５倍買いされたわたるは水星に報復５倍買い。こばんは木星に増資してトップに立つ。そのすぐ後、わたるが動物園と税務署のゾーンにかかり、約６５０Ｇの振り込み。その現金でこばんが海王星の最後の空き地にコンビニを建てて２軒。わたるは次にも３６７Ｇを振り込む。

　展開から遅れ気味のてくてくはサラリー。落ちてきたわたるに並ぶ。並ばれたわたるもサラリー直前だったが、水星に阻まれて回避を強いられる。そしてさらに出遅れている山崎はサラリーが非常に遠い。
　１人悠々自適なこばんは宿屋とチャンス「７７」の配当株が生きている。そして先程２軒にした海王星にインサイダー。これで１００００Ｇを一時的に突破。相乗りで儲けを少し得た山崎は地球の店を５倍買い。３軒にする。

　回避を強いられたわたるはサラリー。その現金をそっくりそのまま火星の５倍買いに使う。そして次のターンにチャンス「７９」。火星の残りの店を買って独占。
　先に独占エリアを作られたこばんはクラブ方面へ。動物園は回避したものの、コンビニクラスの店に連続振り込み。
　遅れを取り戻したい山崎はスペードを何とか突破するとチャンス「１００」。これでサラリーをもらうと火星に相乗り。すぐ後にわたるが最大増資をしてくれて儲け。てくてくも相乗り株で７０００Ｇを突破。だが、３軒エリアがない。それでも金星にインサイダーを仕掛ける。

　ちょっと差が詰まりそうな気配となっていたこばんは、ここでチャンス「７３」を引く。これで海王星を３軒にする。わたるはいきなり目の前が高くなり、自主競売をしたが、結局３６７Ｇ振り込みだけで回避。この後は振り込み合戦となる。
　回避されたこばんは腹いせに（？）火星を５倍買い。これで助かったのは山崎。１０２９Ｇを火星で振り込む。元は高級デパートだったので半額で済んだ格好。わたるはせっかく振り込んでもらったのに税務署で７７８Ｇを振り込む。しかし今度はてくてくが１１６９Ｇをわたるに振り込む。振り込みが半額で済んだ山崎は、浮いた分を宿屋の５倍買いに回す。買われたこばんは代わりに木星を５倍買い。３軒にする。この一連の行動でわたるは８０００Ｇを突破。
　振り込み合戦が落ち着いたところで山崎がチャンス「３２」。これで金星がアップ。てくてくは８０００Ｇを突破すると木星を無事通過。次のターン、サラリーを見送って動物園に最後の増資。そしてサラリー。わたるも同時にサラリーをもらうが、５０１Ｇを振り込む。

　２位争いのわたるとてくてく。わたるがインサイダーを仕掛けるとてくてくが１０株売り。差が広がらない。トップのこばんは木星にカラ増資。そして木星を５倍買いして独占。どこかチグハグな感はあるものの、ダイヤルートを獲得。わたるは対抗手段としてヘリポートを使い、火星を５倍買い。再び独占に戻す。
　こばんは流動資産が不足してきたためにスペードを取りに行く。わたるはヘリポートでダイヤを取るとチャンス「２８」。展開が大きく変わる可能性を秘めていたが、マハラジャは２を出し、こばんに５０１Ｇを振り込んで１ターンで帰る。その代わり（？）こばんが１１６９Ｇを振り込み。

　展開を変えるためには多少の無理が必要になったてくてくはヘリポートを５倍買い。ようやく３軒エリアを作る。買われたわたるはチャンス「１７」。これで１１０００Ｇを突破し、わずかの差でトップに立つ。こばんは目の前が高くなったが、１歩手前で止まりチャンス「３３」。悩んだ末、なんと最高額である木星の増資途上の店（２０１９Ｇ）を売り、正味４０００Ｇの収入。そして金星を突破。わたるはインサイダーで対抗。しかし山崎・てくてくから１０株売りを食らい、儲けが飛んでいく。
　資産上は１人だけ遅れている山崎はサラリーを獲得。そしてやっと地球の株を買う。莫大な売却益を得たこばんもサラリー。海王星にサラリー増資を仕掛け１９０００Ｇを突破。山崎も１０株売りを仕掛けた上で、地球に連続インサイダー。これで１２０００Ｇを突破し、２位浮上。しかし１回だけの１０株売りではどうしようもなかった。
　こばんは銀行の２マス手前でインサイダーを仕掛け２００００Ｇを突破。耐え切れば２位だった山崎だったが、１８８３Ｇをわたるに振り込んで３位落ち。てくてくは最後まで増資できずに順位確定。こばんが銀行に帰り初勝利。
　試合時間は２時間ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　こばんは、中盤前後のいただきが多く、楽に展開できた。縦ラインが高く、ハート方面が安めだったために宿屋の効果も高くなり、おいしい宿屋となった。火星が高くなり、交通量が少なくなったところで買われるという、ある意味理想的な展開。そして決め手はなんといってもチャンス３３。ずいぶん思いきったことをしたものだ。株を持っていないとはいえ、独占エリアを中盤で崩すのはなかなかできることではない。これは自分のエリアが４つ（太陽、海王星、木星、水星）となった展開だからこそできたとも言えそうだが。
　わたるは、いただき額が非常に偏っていた。１１６９Ｇを３回、１０２９Ｇが１回、１８８３Ｇが１回。たった５回で４分の３を占める。それでもタイミングはばらけていたため、十分に戦うことができた。しかし２人の１０株売りの嵐を受けてしまい、株で稼げずに終わってしまった。稼げていれば勝利できただろう。トップ取りと同時に２位争いにも加わっていたために起きた展開のアヤ。最後のターンにも増資をしたのだが、この時の株価上昇が５Ｇ。株価変動カードを受けず、１８０株持ちでこの状態。いかに１０株売り回数が多かったかが分かるだろう。
　山崎は、中盤からの振り込みが大きすぎた。それによって株がまるでたまらない状況に陥り、地球の３軒エリアが生きなかった。結局相乗り中心に戦い、終盤手前でやっとインサイダーができ、２位目前という場面までいったが、最後の最後でまた振り込み。デパートに３度も振り込んだら勝ち目はない。ただ、こばんの防御５倍買いがなければ最下位であったと思う。それほどポイントで振り込みが多かったのだ。
　てくてくは、敗因は３軒エリアを作るのが遅れたこと。これで９割が片付いてしまう。中盤の半ばに差し掛かったところでようやく３軒エリアができたものの、そこに増資ができたのは１回だけ。３軒エリアがないために買い物料が非常に少なく、こつこつとテクニックを使って儲けるだけでは追いつかない状態になった。振り込みを少なくできた分、２位争いに加われたものの、自力で稼ぐチャンスに恵まれなかった。動物園が役に立たなかったのがなにげに痛い。