試合経過
　ファーストダイスは、石神井が３で右下、良が６でプリンセスエリアの一等地へ、うりれろが５でサファリパークへ、きっどが２で右上の空き地に税務署を建てる。石神井は次のターン、スロットでどこでもカードをゲットし、更にスピードコースの左の空き地に宿屋を建設。

　まず、うりれろがバーチャルエリアを２軒。そのターンにきっどが内周にワープ。きっどはそのまま妖精の街を２軒。
　そこにうりれろがワープしてくる。きっどは上手く空き地に止まり、動物園を建設してフリー３軒にする。しかしうりれろは一等地を含む残り２軒のブロックに成功。ブロックされたきっどはスピードコースも２軒にし、チャンス「０７」。

　石神井がこの間にマークを揃え、チャンス「７５」を引くが、資金不足で購入できず。うりれろは休日に帰還し、きっどがこれに救われて１９８Ｇを浮かせる。
　石神井はサラリー直前に最後の空き地に関所を建設し、サラリー１番手。しかし動物園に入り、１００Ｇの振り込み。良がほぼ同時に２番手。直前にセンターパークを２軒にし、直後にプリンセスエリアを２軒にする。うりれろはブロックしている妖精の街の一等地を自主競売（誰も手が出せない）したが、またも内周へ。

　内周にワープしたうりれろは自主競売した店を買い戻すチャンスが来たが、見送る。きっどはその間にスピードコースを２軒にして帰還。石神井が代わりにワープ。
　石神井は１ターンで休日に帰還したが、うりれろが帰還できず、１８１Ｇを振り込む。いただいたきっどがマウンテンエリアを２軒。しかし石神井も２軒にする。帰還できないうりれろはチャンス「２８」を引くが、マハラジャは１Ｇも払わずに（関所・宿屋も通過せずに）帰って行く。

　良はマークが早いが、チャンス「１３」。うりれろはまだ出られずに動物園へ。いただいたきっどはその現金で動物園をレベルアップ。
　そろそろ出たいうりれろだが、まだ出られず税務署へ。しかし石神井がチャンス「１０」を引いていたので１７６÷２＝８８Ｇで済む。
　良は動物園を上手く飛び越えてサラリー。石神井はチャンス「１８」で４３０Ｇの利益。うりれろはまだ出られない．．．　かと思われたが、チャンス「１６」を引き、宿屋に戻される。これで方向転換ができるので脱出した事になった。

　脱出されたきっどは自主競売した後にまたワープ。落札した石神井がチャンス「１８」の店を買い戻してからサラリー。動物園はきっどが休日に帰還していたため恐くない。良もマウンテンエリアと税務署のゾーンが回避できる。石神井はこのマウンテンエリアに連続増資し、５０００Ｇを突破。
　マークがなかなか集まらないうりれろは自らワープ。客が来たきっどはサラリー３番手。しかし石神井がチャンスカードを１列並べ、チャンス「７７」をゲット。良はチャンス「３７」でセンターパークをアップ。

　うりれろはチャンス「７４」で妖精の街を売ったものの、やはり帰還できない。またもきっどに１８１Ｇを振り込む。良がここでプリンセスエリアに５倍買いを仕掛け、３軒にする。これで少し資金ができたきっどはワープ後、妖精の街をフリー４軒にする。
　しかし石神井が立ちはだかる。動物園に飛び込んで５００Ｇを振り込んだが、ここで５倍買いを仕掛ける。妖精の街が３軒に戻る。うりれろは動物園を越したが、その先の店に飛び込む。きっどに３１８Ｇの振り込み。いただいたきっどがチャンス「５６」を絡め、スピードコースを３軒。

　３軒エリアを作った良だが、その先のマウンテンエリアで５５８Ｇを石神井に振り込む。うりれろ・きっどはこのターンに帰還したが、宿屋は１３０Ｇになっていて、うりれろの資産はすでに１０００Ｇちょっとまで落ち込んでいる。
　そんなうりれろに石神井が追い打ち。２人が帰還した直後にチャンス「９５」。全員が内周に召喚される。良は１ターンで帰還したものの、宿屋で削られて店売り。他の３人は帰還できない。
　帰還できなかったうりれろにまた悪夢。チャンス「０４」で資産が３ケタに落ち込む。次のターンにきっどに３１８Ｇの振り込み．．．　は、良がチャンス「３０」を引いていたため１００Ｇで済む。

　いよいよ破産が秒読みになったと見たきっどはスピードコースの一等地に空増資。その次の石神井が税務署に飛び込み、６６２Ｇを納める。狙われたうりれろは何とか帰還成功するが、資産は７０２Ｇ。しかもまだマークは２つ。
　破産が回避されたきっどだが、できたデパートは石神井にも驚異。税務署で自己増殖した後、石神井が見事にビンゴ。１０７５Ｇをいただいたきっどがこれでトップに立つ。

　一時は店売りになったが、良はサラリーで立ち直る。きっどは石神井からぶんどった現金で関所を５倍買い。スピードコースが４軒になる。更に妖精の街にも空増資し、デパートが２軒になる。しかし石神井はこちらのデパートは回避。
　うりれろはやっと３つ目のマークを獲得したが、そこでチャンス「２４」。１００Ｇの店を３倍で売った（笑）結果、店が２軒に落ちる。しかもマウンテンエリアに阻まれて最後のマークが獲得できず、税務署に９０Ｇを納める。石神井はやっと休日に帰還。
　帰還されてしまったきっどは空増資を一旦ストップ。しかしそこへ良がワープしてくる。うりれろは株買いで小銭を稼いだが、ぼったくり宿屋（爆）で１９０Ｇを失う。

　ワープした良の１ターン目。帰還できずに税務署と動物園のゾーン。税務署に３００Ｇ弱を納める。うりれろはチャンスカードを１列揃えて貴重な２００Ｇ。客が来たきっどは妖精の街に再び空増資を開始。
　対する石神井はチャンス「０６→３３」のコンボ。増資してあったミラクルエリアの店を売り、１３００Ｇ弱の利益を得て、次のターンにサラリー。８０００Ｇを突破。きっどに狙われた良は帰還成功。逃げられたきっどは税務署で２度目の自己増殖。

　まだマークが揃っていないうりれろは遠回りを強いられる。その上、マークと反対側を周回中に、なんとチャンス「５１」でワープさせられる。きっどが入れ替わり。
　そこで石神井がうりれろに資金援助を含めた取り引き。背に腹は変えられないうりれろがこれに応じ、石神井がサファリランドをフリー３軒、うりれろがバーチャルエリアを２軒＋９１２Ｇとなる。うりれろは資産が倍増（爆）。

　しかしうりれろは脱出できない。デパートは突破して破産は免れたものの、１歩先の動物園に捕まり、宿屋と合わせて石神井に７１０Ｇの振り込み。交換で渡した現金が戻ってきた石神井はエリアは作ったものの、一等地がまだない上に自分でチャンス「９９」を当てているため、増資幅はまだ薄い。チャンス「４２」がプリンセスエリアにヒット。
　これでダメージを受けた良がサラリー。めげずにサラリー・連続増資を行なって５０００Ｇを突破。きっどはチャンス「０３」。マウンテンエリアのスーパーマーケットの隣にワープし、スピードコースに空増資。高級デパートができる。
　この高級デパートに届く範囲にいるうりれろは、刻んで回避成功。きっどはバーチャルエリアを自主競売し、うりれろが落札。これで気持ちの３軒（爆）。うりれろは次のターンにまた刻み、税務署に１００Ｇほどを納める。

　石神井はここでサファリランドに増資し、９０００Ｇを突破。と同時に、これで破産終了でもトップにいられる位置に来た。ここできっどとの差は２５００Ｇほど。高級デパートは２７００Ｇほどだが、きっどには配当株がなく、石神井にはあるので、配当で逃げ切れる。
　ここでうりれろが破産したらきっどはトップを取れない。注目のうりれろは．．．　高級デパート１歩前で休日に帰還する。次のターンにマークを取りに行けず、また遠回り。しかしチャンス「２９」で銀行に帰れる。
　石神井はサファリランドへの増資がひとまず終了。１１０００Ｇに迫る。良はここでサファリランドのブロックチャンスがあったが見送り、チャンス「１００」をゲット。うりれろはまたも税務署に９６Ｇを納める。きっどはワープ。

　うりれろは次のターン、残ったハートをやっと取りに行く。しかしスロットで大事な（爆）５０Ｇを失う。久々の客が来た良はワープしてしまう。
　うりれろはマークは取れるが、デパートがそばにあり破産のピンチ。ワープもある。結果は．．．　ワープ。ここぞとばかりにきっどが身を削る空増資。スピードコースにグランドタワーが建つ。
　対する石神井は、スロットで見事ワープを獲得。当然行き先はサファリランドの一等地。これで独占。株はまだ残している。良は帰還できないため、グランドタワーの反対側へ。うりれろは飛び込む出目だったので、当然反対側へ。ここのチャンス「３２」でサファリランドがアップ。独占したばかりの石神井がこれで＋１３００Ｇ。再び安全圏へ。

　石神井は次のターンにとどめの増資。１４０００Ｇを突破。更に良から宿屋＋動物園で７４０Ｇをいただく。
　うりれろは６でグランドタワー。目の前には石神井の宿屋があり、とりあえず自主競売。そして、出目は．．．　１で宿屋に止まり破産回避。きっども目の前が宿屋だったが自主競売せず、これで店売り確定．．．　かと思いきや、チャンス「１７」を引き当てて回復。
　次のターンの石神井は増資できない。しかしラッキーに止まり、様子を伺う。動物園に飛び込んだ次のターンの良は、今度は税務署へ４２０Ｇほどを納める。これでわずかに足りず店売り。いただいたきっどはまだ８７００Ｇ。これでは１５０００Ｇでラッキーにいる石神井には太刀打ちできない。

　さて、次のうりれろ。帰還には２・６。しかし５で破産．．．　刮目の結果は．．．　「５」。見事にグランドタワーに突っ込み砕け散った（爆）。その前の関所はきっどのものだったので、きっどのみに破産させポイントが入った。
　試合時間は７５分ほどであった。
 

つかＣの感想・考察
　さて、お気付きだろうか。１周目はまだ終了していない。もちろんチャンス７０は出ていない。ちなみに、破産させたきっどが持っていた関所は６０Ｇ。まだきっども２周目だったのだ。さすがに石神井は４周していたが、うりれろの粘り次第では１周目で通常終了していた可能性も十分あった。惜しい（笑）。
　おおまかに考えれば「きっどの空増資と石神井の増資」の対決という形になり、結果は石神井に軍配。しかし勝負のポイントはもっと序盤にあった。そう、「宿屋」である。きっどの振り込み合計は記録上２３７Ｇしかない。しかし宿屋は終了時点で２６０Ｇ。きっどは内周にいる時間が多く、見えない振り込みは軽く２０００Ｇを超えていたと考えられる。逆に石神井は動物園の５倍買いも当たり、空き地で大半の収入を得る形になった。石神井がもし先にヘリポートを建てていたらきっどの勝利だったと思われる。
　ちなみに、破産の１ターン前に先に６を出して破産していたとすると、今回からのルール変更により、ポイントが違ってくる。グランドタワーの前に宿屋を通過する事になるが、前回までのルールだと、宿屋通過時点でマイナスになっていないので店の持ち主（きっど）だけに破産させがつくが、今回からは宿屋の持ち主（石神井）にも破産させがつく。するとポイントはどうなるか。第１部の順位に変更はないが、総合ポイントできっどと並ぶ。すると、各部の順位の良い方の順位が、第２部２位だったきっどよりも第１部１位だった石神井が上になるので、石神井が逃げ切る事になっていたのだ。
　このルール変更は「宿屋があったためにギリギリ破産した」という事態に対応するため、そのターンに振り込みに関与した全員に破産させポイントをつける方式にしたのだが、思わぬ微妙な点を生んだ。結果、この「破産−破産させ」の関係が総合順位に大きく響いた事もあり、関東オフにおける「破産させ」がいかに大きいかが見えた試合と言えそう。